2021年7月
怒られました
先日のことです。遠方からお越しの仲良し三人組、数十年ぶりの来館ということで意気揚々のご様子。いつものように紹介映像を見てから本館の展示へお進みいただき、しばらくするとお二人だけ竹人形館にお進みになられました。あら、おひとりの方を残されていいのだろうか? と疑問に思いましたが、何らかの問題が発生したご様子もない。そうこうしていると、先に出られたお二人が、園内全体の見学を終わられて、大満足で本館に戻ってこられました。すると、残されたおひとりに「おい、もういいかげん行くぞぃ」とお声をかけられて、奥の展示室から残されたお一人様がひょこッと! 本館を出られる前に、小生を捕まえて「君は、ここの学芸員さんかい? だったら、これじゃいかんよ。こんな良い展示は、もっと広報して多くの人に見てもらわないとダメだ。もったいない。私なんか、ついつい、展示文章の意味やら考えて二回も三回も全文読んでしまったよ。良く考えられた展示だと思う。なのに、2時間以上いて、僕たちの他は、数人来ただけじゃないか。良いものは多くの人に見てもらってこそ意味があるんだ。もっと頑張りなさい」というお言葉をいただきました。口調的には、怒られた感じですが、内容はごもっともなご意見です。本当に、もっと発奮しないといけませんね。
今後、少しでも良くなるように努力します。今しばらくのお時間を! と、いったところでしょうか。
精進精進。(S)
ここは大飯の動物園
今日も暑いですね。暑さに負けて仕事も思うように進みません。ですが、不意に本館事務室から目を窓の外にむけると、この暑さに負けずに跳ね回る茶色のモフモフっとした塊が! 最近、また園内を飛び回るウサギさんですね。暑いのに、園内を元気に飛び回ってます。一方、朝出勤して門のところに一羽の鳥を発見したのですが、どんなに近づいても身動きひとつとりません。こちらは暑さに負けてしまっているのでしょうか。近くにお水を置いてやると、しばらくして飛び立っていきましたが、まぁ暑いですからね…。その他にも園内には、どんなに触っても身動きひとつしないライオンもいますし、猿やキジ、アナグマなんかもよくでてきます。みんな、手が届きそうなほど結構近くまで近寄ることができます。
がんばれば、鬼退治にも行けそうですけど、鬼退治よりも子供たちの心をわしづかみしていただきたいものです。こんど、一滴動物園と銘打って子供向けイベントでも打ちましょうか! あっ、駄目だ。みんな野生なので、気分によって出てきたり、隠れたり。なんとか、新しい企画につながらないだろうかと、余計な妄想で時間が過ぎていく暑い日の小生の頭の中でした。(S)
嫌な予感はしてたんです
昨日は休館日ということで、一日無人の一滴文庫。嫌な予感はしてたんです。
人の予感というものには、根拠があります。何らかの前兆、これまでの経験、虫の知らせ…これらが総合となって予感という妙な感覚に襲われるものなんです。
そう、前兆はありました。月曜日には、屋根の上から響いてくるバタバタと騒がしい何者かの足音。そして、園内で膨らむ柿の実‥‥‥。
本日朝、出勤してくると、園内に広がる柿の枝、葉っぱ、食い散らかされた実‥‥‥やられた。最近、猿ほとんど見ないですね~って話を数日前にしたところだったのですが、やられました。恐ろしい散らかしっぷりです。まぁ、彼らも生きていくためには、という厳しい環境にいるんでしょうが、食べるならちゃんとホークとナイフを使って、食べれるところは残さず食べてもらいたいものです。一口かんでは、ポイ! 二口かんでは、ポイ! 今年も一滴園内産田主丸の柿は、私たちの口には入りそうにないですね。残念です。(S)
お昼のヒトコマ
暑いですね。ですが一滴では、コロナの影響からできるだけエアコンよりも換気と扇風機で暑さをしのいでいる状況です。先日も、六角堂でお昼の御蕎麦を運んでもらうと、スタッフさんがひと言「あっ、ごめんなさい。扇風機の風で上にかけてる鰹節が飛んで、お茶の中に…」。何の他愛もない会話です。
でももし、私が雄略天皇だったら「そこになおれ! 手打ちにしてやる~」というひと言が口からでてくるところですが‥‥‥、気弱な小生の口から出てきたのは「あぁ、別にかまいませんよ」。まだまだです。
うん、どうやらまた迷走しているようです。きっと暑さのせいでしょう。(S)
*ウネメ(古代の天皇の身の回りのお世話をする女官ですね)が運んできた酒杯に花びらが入ったのを見つけた雄略天皇は、その場でウネメを誅殺しようとしましたが、その折にウネメが読んだ詩があまりに良かったので、その場で許したという記載が古事記にでてきます。


