2018年4月

うす暗い天気でも華やかな一滴

2018年4月25日

 こんな小雨降るなかにもかかわらず、毎年恒例の大飯中学1年生による一滴文庫写生会がスタートしました。初日の今日は、園内をぐるっとまわっての場所決めと、せっかくですので企画展の見学もかねて実施してもらいました。でも、意外にも「一滴文庫初めてです!」とか「渡辺淳先生……ん~ちょっと知らないです」なんて中学生さんもいたりして、ちょっとしたジェネレーションギャップ(?)を感じてしましました。

 でも、やっぱり元気な中学生はいいものです。園内のお客様に「こんにちは」と一声かけてもらうだけで、来館者のテンションが上がること上がること。皆さまやっぱり、子どもさんの笑顔とあいさつは、うれしいものです。(S)

今年の出来は

2018年4月23日

 黒竹にタケノコが出始めました。土、日の暖かさで一気に伸びたようです。竹筆作りになくてならない若竹ですが、今年の竹筆づくりは早くなりそうです。今出ているのは、黒竹ではめずらしく、太筆ができそうな大きさですが、斜めに出ていますので、このあとどんな形になるか、期待は大きいです。真っ直ぐばかりではおもしろくないですから。(u)

妄想

2018年4月22日

 暑いけど気持ちのいい一日。子どもたちの声と走り回る足音が、なんともさわやかな雰囲気を醸し出してくれておりました。

 なかでも気になるご家族が門をくぐり「あ~懐かしい。何だかきれいになったけど、変わらない雰囲気もあるね~」と一言。お連れのお嬢様(といっても、小さな赤ちゃんを抱いておられたのでお母さんかな)が「あ~たぶん、この辺に座って絵を描いてた記憶があるよ」とのこと。何と! 本日も淳先生の教え子(先生は、教えとらん、ワシの方が教わっとったぐらいやから…と言われていましたが)さんがお越しいただいたようで。

 本日は、ちょっとバタバタとしておりましたので(頭の中がですが)、あまりお話もせずに門のところでカメラのシャッターを押しただけの交流でしたが、後で本館の自由帳に目を通すと、やはり20年ほど前に淳先生と一緒に絵を描く楽しみを模索されていた方だったようです。たぶん、その頃は小さな子どもさんだったでしょうに、もう赤ちゃんを抱いてのお戻りとは……。はぁ、淳先生がいたら喜んでくれただろうに……。今日は、いいスケッチ日和だったので、そろそろ淳先生も顔出してくれるかなぁ~と思ったりもしてたんですが……。そんな気分な一日でした。(S)

一人静(ヒトリシズカ)

2018年4月21日

    今日は朝から陽射しが強く暑かったです。
    写真は「一人静」いう植物ですが、花は枯れてしまいました。今本館でやっている「竹紙と遊ぶ二人展」で展示されている、渡辺先生が竹紙に描かれた「一人静」を見ていたお客様が、「私この『一人静』とか『二人静』という植物をまだ見たことがないの」と話されていたので、文庫の庭に「一人静」は生えていますよと教えてあげましたが、花は無く、渡辺先生の描かれたような花が咲くのですよと紹介しておきました。文庫の庭では四月初旬に咲いていました。(T)

一滴の雰囲気

2018年4月20日

 あれは先日のこと、とあるお客様を本館展示室にご案内させていただきますと、一言「いや、これはまいった」と手を叩かれました。どうかしましたか? と尋ねると、お客様の地元で昔、同じ様な文化施設の立ち上げに携わったことがあったそうなんですが、一滴の雰囲気を数歩感じただけで「これだった!」と思ったとのことでした。もっと地元に密着して、ただの美術作品の展示場としてだけではなくと散々模索していたけど、結局ハード面(建築面)は他の施設と変わらず、ソフト面(内容)を充実させた(地元の作家さんや音楽家さんを招いてのイベントなど)だけで終わってしまったほろ苦い思い出がよぎったとのことでした。お客様の「これだった」の「これ」が、いったい何を指していたのかはお聞きできませんでしたが、一滴文庫の雰囲気にかなり感じ入っていたご様子でした。

 まぁ、ここは水上勉の想いだけでできているのではなく、渡辺淳をはじめとする地元の皆さまの支えで成り立っている施設ですからね。一朝一夕でできるものでもありませんが、改めて一滴のすごさを感じさせていただいた瞬間でした。(S)