2014年10月

新グッズ投入

2014年10月31日

 10月も本日で終わり! ということで、今月はどのくらいの来館者があったかと確認してみると、なんと多くのお客様に恵まれた月だったでしょうかと実感する数字があがってきました。やはり秋の行楽シーズンですね。そして来館者が多いということは、六角堂に置いている一滴の里グッズも用意する端から消えていくしまつ。まったくもって嬉しいかぎりです。お客様からは「えっ、これだけ? もっと他にはないの? 季節が変わってもいいから、他のも見せて」というお申し出も聞こえてくるほど。ということは、新グッズを補充しなければなりません。私の担当(?)は、ハガキ写真ですので、日々の文庫の風景をできるだけ綺麗に、そしてさりげなく切り取って、自慢のカットを皆さまへ提供させていただくことです。今回は、特に秋の風景。色とりどりの文庫の草花や建物の趣など、様々ご用意させていただいております。と、実はそんな中で一点、変わり種を混ぜさせていただきました。少し前に、物凄く希少な写真を園内で撮影することができましたので、それを今回のなかに混ぜさせていただきました。何があるかは見てのお楽しみです。もし発見した人にはご利益が…ある! どころか、調べてみると、あまり縁起の良くないものらしく…出すか出さないでおくか迷いましたが、本当に珍しいものらしいので、とりあえず出して話のネタにしてみようと思います。もし、この徒然草を読んで、気になった方は、是非一滴文庫の六角堂のグッズをご確認ください。運が良いと(悪いとでしょうか?)発見できるかもしれませんよ。(S)

水上勉没後10年展―高浜町郷土資料館 水上勉と禅、そして若狭へ―

2014年10月30日

 今日は秋晴れの気持ちの好いお天気でした。
 
2014年度若州一滴文庫特別企画「水上勉の没後10年展」で、今展示されている高浜町郷土資料館「水上勉と禅、そして若狭へ」を見学してきました。高浜町郷土資料館に協力してもらい生前に水上勉が収集した墨跡と高浜町郷土資料館所蔵の貴重な墨跡が展示紹介されています。ここ、おおい町や高浜町からは歴史に名を残す素晴らしい高僧が何人も生まれ、これらの墨蹟を残しました。水上先生は、地元の人達にもっと若狭生まれの高僧たちのことを知ってもらい、彼らが残した遺志を忘れないでほしいと願っていました。僧堂で修業し仏教を学んだ水上先生の思いです。
会期が短く、明日の31日(金)で終了です。是非とも見て欲しい展覧会です。まだ足を運ばれていない方は高浜町郷土資料館へどうぞ。(T

どうやら良い一日のようでした

2014年10月29日

 本日、平日にもかかわらず、個人から団体まで多くのお客様に恵まれる一日となりました。
 その中で気になる方々がお二人。お一人目は、個人のお客様ですが、今回の企画展について話をしていると「昔読んだ『拝啓池田総理大臣殿』には、こんな意味(背景)があったのかと、約50年経てようやく気付くことができました」と一言。そこから、話に花が咲き、ついには「この企画展に添えられた一文(小生が書いていた開催にそえてです)も良いですね。もしかして、各パネルの最後に書いてある解説も同じ人が書いてますか?全部読みましたよ」とのお言葉までいただきました。いや~自分で書いといてなんですが、いい内容でしょ…というオダテに乗るよりも、そんな細部の一文にまで目を通していただけたことに感謝の念でいっぱいになってしまいました。
 そして、次の気になるお客様は、お客様というか…とある団体の添乗員さんです。この方からもお話しを聞いてみると、大の水上ファンとのこと。少しのお時間でしたが、次から次に出てくる水上文学についてのお話しには、こちらも舌を巻くばかり。多くの本にふれて、その関連の土地を巡り、関係者の足跡を実感する。どうやら、添乗員というお仕事は天職のご様子。これだけ熱心な方に連れられて来館されます方々も、やはり同様に熱心な見学のご様子。帰りぎわには「ここは本当に素晴らしい場所でした。ありがとうございます」と、皆さま口々にされていました。
 平日の一日。このように様々な方々と出会い、お話ができるとは、良い一日でしたと締めくくってもよさそうですね。(S)

見るもよし食べるも?

2014年10月27日

 バケツの中に見慣れない木の実をつけた枝が差し込まれていました。もうしばらくすると文庫のどこかに活けられるのでしょうが、見るだけではもったいないような木の実です。ひとつふたつ取るだけでは猿のせいにはできませんので、ここは活けられるのを待つことにします。
 文庫に飾られている季節の花々、女性スタッフの心遣いは欠かされることはありません。(u)

帰雁忌が終わって

2014年10月26日

 好いお天気の一日で、過ごし易かったです。
 
昨日行われた帰雁忌には大勢のお客様が来館し、文庫は大賑わいとなりました。メインイベント劇団青年座によるリーディング「ブンナよ、木からおりてこい」は、素晴しい出来ばえのもので、奥深い水上文学の世界を上手くお客様の心に届けていました。リーディングによるブンナの公演は初めての試みだった事を後から劇団員の方から聞きましたが、お客様からの反応も良く劇団員の方にとっても納得の出来ばえだったようでした。水上勉没後10年という節目の年に、こんな素晴らしい公演を一滴文庫くるま椅子劇場で見ることが出来て関係者一同大変よろこんでいます。
 
今日は、昨日の後片付けに追われましたが、お客様も途切れることなく訪れました。秋も深まり庭木も少しずつ紅葉し始めています。(T