2013年8月
夏といえば
5月から続いた『島田正治展』も盛況のうちに無事幕を閉じ、先日の最終日まで多くのお客様をお迎えすることができました。ということで、本日より本館1Fでは平成25年度収蔵品展『水上勉のふしぎな話』がはじまりました。今回の展示、平安時代に編集された日本霊異記を水上先生が現代語訳した『くさらなかった舌』という書籍がメインテーマになったものとなっております。この日本霊異記、平安時代初期(9C)に編集ということは、今から千年以上前の作品ということになりますが、現在に至るまでの霊異記に関する出版物の一部を県立図書館からお借りして展示しようと思ったら、その多さにビックリ。でてくる、でてくる、次から次に…。選抜する(展示スペースは限られていますので)のも一苦労でしたよ。多くの方々の関心の高さが伺えます。
では、本日よりスタートした『水上勉のふしぎな話』、皆さまも涼をもとめに文庫に足を運んでみてはいかがでしょうか?って、あくまで仏教説話ですので、肝試しや怪談ではありませんよ。(S)
夏休みの小さな来館者
夏休みに入り、地元の子供達が一滴文庫に遊びに来てくれました。夏休みの自由研究の課題にと、子供たちが取り上げたものは水上勉の考案した竹人形の面(おもて)でした。水上は自分の書いた作品を竹で作った「竹人形」で舞わせ、演じてみたいと、試行錯誤して作り上げたものが「竹人形文楽劇」です。その竹人形の面(おもて)も、もちろん竹で作られています。粘土で作った面に石膏をかけて型を取り、竹紙の材料の竹餅を張り込み乾かして抜き取ると「竹面」が出来上がります。写真は子供たちが作った粘土原型の面です。次回は、石膏で型を取る予定です。粘土で面の成形作業をした後は、涼しい図書館で読書を楽しんでいました。
また、一方の来館者に、満92歳の誕生日のお祝いに孫に頼んで一滴文庫に連れて来てもらった、おじいちゃんとおばあちゃんがありました。一滴文庫にはずっと来てみたかったので来館できて嬉しいですと話してくれました。水上先生が生きていたら私は2歳年下ですね、私は台湾で終戦を迎えたのですよ。とつのる想いを話してくれました。(T)
お入りは、

文庫のご見学の際には、中学生以下と70歳以上の方を除き、一人300円の入館料を受付にてお支払いしていただいていますが、来館者は人間だけではありません。通常は、犬をお連れになる方がほとんどですが、今日はおそらく、文庫では初めてであろう来館者?がありました。一緒でもかめへんかなと思いましたが、残念ながら、人間以外は駐車場までとなっていますので、庭園を含め文庫への入館はご遠慮願いました。
過去、文庫へは、ネコ、サル、シカ、イノシシ、アナグマ、ウサギ、キジ、モグラ、ヘビ、カエルなどなど、たくさんの生き物が出入りしていましたが、どれも不法侵入者ですのでいたしかたありません。(写真はモグラの通ったあとです。)
家族の一員として可愛がられているとは思いますが、ご見学時だけは、お車に待たせておいてください。(u)
Superで大火勢な一日
本日は、おおい町夏の一大イベント『Super大火勢』の日ですね。町内には人が溢れ、その影響で文庫にもお客さんが引っ切り無し…とは、上手くいきませんでしたが、ボチボチな一日でした。
と、そのことに関連して、皆さんお気付きでしたでしょうか?実は、文庫内にも大火勢を応援する勢力(笑)があり、ここ一カ月ほど園内三ヶ所に大火勢の旗が設置されていました。その成果もあって、きっと会場のうみんぴあは人でごった返していることと思いますが、小生は仕事の為不参加。この後も、一人寂しく帰宅して珈琲片手に読書といったところでしょうか。こんな火祭の日に読む本は…やはりニーチェの『ツァラトストラはかく語りき』でしょう。ご存知ない方も多いかと思いますが、このツァラトストラとはゾロアスター教(拝火教)の開祖とされる人物のことです。ゾロアスター教とは拝火教といわれるだけあって、火を聖なるものとして千数百年以上燃やし続けているらしいです。もちろん、世界各地に火を聖なるものとする文化は多く存在し、日本でも火を絶やさないで数百年もの間燃やし続けている地方もあったと思います。と、まぁ~結局、この小説、内容的にはゾロアスター教(火)とはあまり関係がないので、やはり本日は別の作品を選ぶことになるでしょう。(S)








