2022年6月
明日で最終日です
現在の企画展、明日で最終日です。今回の展示も、「良かった」と多くの方々からお声をいただきました。これまでにない立体的な展示を! と、思い立ち、色々と工夫する展示となりましたが、常連のお客様から「本当にここ数年、一滴の展示がどんどん良いものになってるって実感するよ」と言っていただけるので、成功(正解)に近づいているのではないかと感じています。
さて、次の企画展は、これまでとはガラッと変わって、『移りゆく若狭 ~水谷内健次のレンズがとらえた若狭の風土~』です。水谷内先生が数十年にわたって撮り続けてこられた若狭を、写真を通じて皆さまに感じていただきたいです。そして、会場に設置している水上勉先生の一文、渡辺淳先生の一文、それぞれに目を向けてもらえると、水谷内先生の表現したかったもの、【水谷内健次】という人物そのものに触れていただけるのではないかと期待しております。
展示は、29日(水)からですので、こうご期待です。水谷内先生による講演会を10月22日【帰雁忌】に予定しております。こちらも、よろしくお願いします。(S)
年輪
先日、お越しになられたお客さまと水上先生のお写真を見ながらお話していると、「ぼくはね、もう50年近く前に水上先生の講演を聞いたんですよ」と、ぽつり。興味津々の小生が「どんな感じでしたか?」と聞き返すと、もう内容のほとんどは忘れてしまったとのことでした。ですが、ひと言だけ覚えていることがあると言われました。その当時、壇上の机は、大体合板の物ばかりで、表面はつるつる。それを水上先生が見つめて「これは違う。偽物だね。本物は年輪があるんだ。それこそ生きた証で、辛い年や良い年など、その年の記憶が年輪の幅に反映される。私は、少なくとも、年輪のみえる人間でありたいと思います」という一言だけ、鮮明に覚えているとのことでした。
年輪、まさにそうですね。様々な年を経て成長していくのは、人も木同じなんですね。でも、合板で聞かざることなく、年輪の見える人生って、一体どんなものなんだろうと考えさせられました。
先人のお考えというものは、深いものです。(S)
一滴名物
もうこんな時期なんですね。
一滴本館の窓には、ホタルが数匹。風物詩というやつですね。
ちょっと帰りが遅くなる時なんか、駐車場が蛍の光できれいに彩られたりすることもありますからね。これも田舎の魅力というものでしょうか。
そして、もうひとつ! 最近は、劇場裏の竹林にてお食事を摂られているのは、一滴名物のウサギさんです。このウサギさんときたら、なかなかの図太さ。かなり近づいても、全然おかまいなしで食事に夢中です。【へんな動物にかどわかされないといいのだけど】という職員の心配もどこ吹く風。
虫も動物も、こんなふうに可愛らしいものばかりなら歓迎なんですが……たまにギャ~ってやつも出てきますからね。そっちは、御免こうむりたいものです。(S)
竹人形文楽
誰の行いが良かったのか(たぶん小生だと思いますが)、当初の天気予報を覆し両日ともに晴天でした。
お陰様で、満員御礼の二日間。お越しになられたお客さまからは「待ってました」のお声がそこかしこで聞こえて来るほど。嬉しくなってきますね。
ですが、そんな一方で、三年振りの竹人形公演は、すでに前回の記憶が忘却の彼方に…。あれ、これってどうやってたかな? あれ、これはこんな感じだったかな? の連発。終いには【まっ、いいか! なんとかなるでしょ】の連続でした。それでも、お客様がお帰りの際には、「感動しました」や「やはり、ここだけにしかない雰囲気。最高です」という声とともに、笑顔(一部、泣き顔)を向けていただけましたので、何とか重しを下せた気分でした。
また来年も、同じように進めていけたらと思っていますので、皆さま来年もよろしくお願いいたします。(S)



