2022年5月
いよいよです
遭遇
先日、本館でお客様をご案内していると、後ろから「君は、あまり足音がしないね」と、声が飛んできました。はて、あまりバタバタと歩く癖は無いので、どちらかというと静かな方かな? という程度にとらえていました。
話は変わって本日、朝の開館準備で劇場の雨戸を開けるため竹林にむかって建物の角を曲がると、そこには猿が…。一瞬、ぎょっとしたような顔と、ビクッと動きが止まったようにも感じられ、どうやら朝食に夢中で小生の接近に直前まで気が付かなかったご様子でした。
あらら、どうやら私の前世は忍者だったようです。それで足音があまりしないんですね。まさか、猿にも気が付かれずにあんなにも接近できるなんて……。まぁ、こっちも建物の角を曲がるまで全然気が付かずにいたので、おアイコでしょうが。(S)
ノートに書かれた気持ち
あれは、もう数週間も前のことでしょうか。夕暮れ時にお越しいただいたお若いお客様二人組。熱心に展示をご見学だなぁ~と思っていたら、不意に事務室にお越しになられてひと言「展示室に置いてあるノート、もう今日の分はお読みになられましたか?」。
何事かと思いましたが「いえ、まだです」と、返事を返すと「ぜひ、読んでみてください。日付が今日なので、たぶん私たちの前に来た人の物だと思います」とのこと。
そのお客様とお話をすると、なにやらノートに書かれていた文面にいたく感動されたとのことでした。そこから話はどんどんと弾み、一滴のことや水上先生のこと、渡辺淳先生のことと、閉館の時間まで尽きることなく会話が広がりました。
最後に、「こんな素晴らしい場所は、生まれてはじめてです。また機会をつくって、もう一度戻ってきます」と、のこしてお帰りになられました。
このお客様と小生をつないでくれた展示室のノートの文面は、たしかに胸に来るものでしたが、そこに目を向け、こちらに伝えてくれたそのお心に、感謝と感動ですね。
もし、その文面が知りたいという方がおられましたら、ぜひ一度文庫にお越しいただき、ノートをめくってみてください。素晴らしい世界が広がっていますよ。(S)



