2014年2月

新展示

2014年2月5日

  

 本日、またまた小生が徒然草担当日に雪。もはや、何かあるのではないかと勘ぐってしまいそうです。
 そんな、寒々しい一日ですが、本日から本館1Fの展示が入れ替わり、平成25年度後期収蔵品展「水上勉と児童文学の世界」と題して華々しく新企画がスタートを切り、お客様もドッサリな予定でしたが…前述の通り大雪のためお客様の足も遠のいた一日となってしまいました。
 本展示は、水上勉が思い描き形作った児童文学という世界を、その数々の作品を通じ、感じてもらおうと企画したものです。よく、来館されました皆さまとの会話の中で、「水上作品って読んだことあるけど、どれもこれも全て暗いのよね~」とのご意見をいただくことがありました。しかし、それは文豪水上勉の一面でしかありません。たぶん、このようなご意見をお持ちの方々は、水上作品の中でも、この児童文学というジャンルに分類される作品を読んでない(知らない)のでは?との考えから「これは一度、企画展として皆さまに見ていただかねば」と企画立案してみたものです。展示室内には、これまでとは少し趣向のことなる展示も用意させていただきました。そして、入口には小生(子どもの心が忘れられない学芸員)からの一文と題して、拙文(元来、アウトプットが苦手な身なので、本当に拙い文章なので申し訳ないのですが)を掲げさせていただきました。
 もし、少しでもご興味をお持ちの方がいましたら、是非、本展示に足をお運び下さい。これまでとは少し違った、でも前からちゃんとそこにあった、水上勉と児童文学という世界を感じていただけることと思います。(S)

水仙

2014年2月3日

 事務所前の水仙畑に咲いた水仙です。文庫に水仙がないから植えてみよう、ただそれだけで植えたのですが、ここまで3年かかりました。ネギだの何だの、時には踏まれたりもしましたが、きれいなものです。すべてに花とまではいきませんが、土台がしっかりしたものから花芽をつけ、花を咲かせているようです。
 見栄えばかりじゃだめなのは植物の方がよく知っていますね。(u)

準備

2014年2月2日

 グングンと気温ばかり上昇し、反比例するかのように、ガンガンとやる気が下がっていくような一日でした。少し動くと汗がタラっと…まだ、2月になったばかりなんですが。どうにも、園内で今日一番やる気があったのはカメムシ君たちご一同だったようです。
 と、そんなムシムシな一日でしたが、あまり立ち止まってばかりはいられません。そうです、2月・3月はイベントや企画展の入れ替えなど、やらなければならない事が目白押しです。本日も、2月11日のイベント「墨蹟を語る会」の準備で道具の確認をバッチリと済ませ「ふぅ~これで当日はバッチリだな」と胸を撫で下ろしたい気分になりましたが、肝心の墨蹟の説明文(当日紹介する軸の説明用の読み原稿です)がまだ出来上がっていません。もう、残すところはあと一週間程度。これは、急ピッチで仕上げねば…と気ばかりが焦りますが、冒頭でも述べましたように、やる気減退期に差し掛かってしまったようですので、今日一日、体のどこかに隠れているであろう「やる気スイッチ」を探すことに一生懸命な駄目な一日となってしまいました。
 ちなみに、まだスイッチは見つかっておりませんので、文庫に来館した方で(S)のやる気スイッチを発見された方は、躊躇することなく押してみて下さい。何か面白いことがおきるかもしれません。(S)

人見少華(水上勉の絵の先生)

2014年2月1日

 先日、京都から来たという年配グループの来館者があり、こんな質問を私にされました。「私たちは京都の般若林(紫野中学)時代に、美術の授業を人見少華先生に習いました。水上勉さんもこの先生に習ったと知りましたが、どの水上作品に書かれているのでしょうか。教えて下さい」との質問でした。私も水上作品だけは随分読んだので「人見少華」を思い出しましたが、どの本に書かれていたのかはなかなか思い出せず、探すのに苦労しました。画文歳時記『折々の散歩道』(1993年小学館)の「絵心について」に人見少華先生に絵を習ったことが書かれています。人見少華先生は、素晴らしいお人柄の先生だったようで、文庫図書室では、当時の思い出話に花が咲いていました。グループの中のお一人は画家を志し、水墨画家になられたそうで、一滴文庫来館記念にと持参していた水墨画の道具をひらき、茅葺館を描かれていました。その時の写真と作品です。教育が人に与える影響は大きいなとつくづく思いました。(T)