2014年3月

見納め

2014年3月31日

 今年の出番も終わりです。あとは撤去を待つだけですが、名残惜しいので記念写真に1枚撮りました。花冷えがあると、撤去を拒む人もいますので、オブジェにしばらく置いておくのもいいですね。
 来年も再登場してもらえるかは、ストーブに聞いて見なければわかりませんが、次もやっぱりダルマ、四角いタイプ、どれにしろ、炎を窓越しに見たい等々、話だけは進んでいます。
(u)

栞(しおり)

2014年3月30日

 今日はあいにくの雨降りのお天気でした。
 昨日FBC(福井放送)で再放送された「にほん風景物語」を見て、水上勉に心惹かれるものを感じたお客様が、たくさん来館されました。
昨日の放送で竹紙を知って、一滴文庫までわざわざ足を延ばし竹紙を買いに来てくださった書道家の方がありました。私なりに文庫に勤めだして知った水上先生のこだわりの竹が、かたちを変えて竹紙や竹人形になった経緯を紹介すると大変よろこばれました。「もし、あなたに出会って話してもらえなかったら、こんな気持ちにはなれませんでした。」と話して下さり、お礼にと、こんな栞(しおり)を頂きました。「このしおりの紙はネパールに行ったときに買った紙を使っているのですよ!」と世界がおおきく広がりました。(T)

気になる記事

2014年3月29日

 最近、日刊県民福井の紙面でひとつ気になる記事があります。それは「店のない本屋」というタイトルでつづられた、ある図書館司書のお話なんです。この記事を毎回読んでいると、まさに「図書館に勤めるとはどういったことか? 書を司るという仕事は、本を単純に配架したり、読者に渡したりすることではない」ということを如実に感じます。
 では、なぜこのような記事がそんなに気になるかというと、文庫には図書室があるから! と、こんな簡単なものではなく、当館の図書室をもう少し使い勝手が良くて、活気に満ちあふれた場所にするためにはどうすれば? という問題にまで、記事を読みながら頭が回り、何かのヒントが無いものかと探してしまうからなんです。もちろん、文庫の図書室は、他の図書館とは役割が異なるということは重々承知しているんですが、それでも地域に開けた図書室というものを模索してしまいます。多くの人が気楽に立ち寄れる図書室というものは、どのような空間であるべきか? 気になる記事を読みながら、余計な(?)思索に耽る日々がまだまだ続きそうです。(S)

さくら

2014年3月28日

 文庫にある2本のソメイヨシノが咲き始めています。建物の影に隠れて、庭からは見えにくいですが、そこだけは春に包まれています。日本人にはソメイヨシノが一番と言う人もいますが、文庫の庭の主役はシダレザクラです。庭にソメイヨシノがないのがわかる気がします。
 花粉症の方には申し訳ないですが、今年はどこの桜を見に行きましょうか。(u)

「水上勉望郷の若狭路を行く」が放映される

2014年3月27日

 今日は曇り空の肌寒いお天気でした。
 文庫の玄関先にはズラッと蒲が生えているのですが、暖かくなってきたせいか爆発して、写真の様な姿になっていました。庭では、いろいろな春の花が咲き始めました。
 先日、FBC(福井放送)とBS朝日が「にほん風景物語」―水上勉の望郷の若狭路を行く―という番組制作のために一滴文庫を取材しに来たのですが、その番組が先日の25日にBS朝日で放映されました。作家の高橋源一郎さんが若狭を旅する設定でした。若狭の美味しいものを食べながら水上勉ゆかりの地を歩きます。おおい町では一滴文庫が紹介されました。
次の放送は、FBC(福井放送)で29日(土)午後10時から。ぜひご覧下さい。(T)