2014年1月

一本の木にも

2014年1月31日

 一滴文庫にある柿の木、田主丸という種類で、遠く九州から持ってきていただき、植えられたと聞いていました。当然、庭園内にある細い木があとから植えられたものだと思っていましたが、実は、駐車場にある大きな田主丸の方があとから植えたそうなんです。送り主の方から聞いた話なので間違いはありません。なんでも、水上先生が柿の木に登って柿の実を取るのを楽しみにしておられると聞かれて、大きな柿の木の苗をわざわざ九州から持ってきて植えられたそうなんです。そんなこととはつゆ知らず、一昨年、たわわに実った柿を、木に登って取るということをやらかしました。だいの大人がよってたかって木登りです。水上先生がおっしゃったとおり、子どもの頃に帰ったようで楽しかったのは確かですが。
 何気なく見ている庭の木々にもたくさんの云われやエピソードがあるものです。ぜったい記憶より記録に残したいと思いました。(u)

出師の表

2014年1月30日

 表題は、『臣亮言(家臣であります諸葛亮が申します)』ではじまる有名な一文(一番有名な出師の表は、もちろん孔明のものですね)です。これから進軍するにあたり君主に奉じる文章といったところでしょうか。
 なんのことやら?と、いう感じですが、ここで3つの旅立ち(出師)の話です。
 まずは、私事ですが、昨日「文人の愛した港町」と題した講演を聴講するため一人文庫を後に、フラフラと福井市内を散策してきました。とはいっても、目的地あっての出立ですので、あまりフラフラとすることもなくガッツリと講義室の人となっていました。そして、本日「出師の表」ならぬ「復命書」の作成にアタフタと取りかかっておりました。
 そして、次は、福岡からお越しのお客様方です。ここ一滴文庫とは劇場が建ったときぐらいからの長い付き合いということで、当時の想い出や、これまでの水上先生や渡辺先生とのやり取りなどを沢山聞くことができ、小生にとっても大変ありがたい一時を過ごすことができました。そんな皆さま、来館前には「30日に伺いますので、よろしくお願いします」や「今、○○あたりですから、あと何時間くらいで着きますかね~」という具合のお電話まで。細やかな心使い(しかも、お土産ま)、ありがたいことです。これもある意味の「出師の表」でしょうか。
 最後は、こんな1月に出てきちゃいけない蛇が駐車場で日向ぼっこ(?)。いくらなんでも、まだ早いだろう!? との職員の心配もどこ吹く風とばかりに悠然とした姿を見せてくれていました。多分、昨日がポカポカと暖かかったので「もう春だな。じゃ俺行ってくるよ!」と周りの仲間に「出師の表」を出し、勇んで出陣したものだから、帰るにかえれず途方に暮れているんだな。と、またまた妄想ばかり広げてます。
 そんなこんなで、何とも拡大解釈された3つの「出師の表」を広げてしまいました。もちろん、こんな訳のわからない散文の最後を締めくくるのは「今当遠離 臨表涕泣 不知所云(今、この地を離れるに当り、表に臨んで声をあげて泣き、云う所を知らず)」といったところでしょうか。まっ、自分の場合、提出する「復命書」の出来の悪さ(文才の無さ)に涕泣するといった所です。(S)

いいことばかりじゃ・・・

2014年1月29日

 ふきのとう、出ていました。あるところにはあるんです。が、ここまで大きくなると、どんなもんでしょう。残雪を押し分けてひょっこり顔を出してくれると手が伸びますが、春の味わいにはまだまだの気分です。
 青空の下、マンサクの花も満開間近なようですが、ヘビ~なやつまでお目覚め間近なようで、日向ぼっことしゃれ込んでいました。こいつだけは勘弁してほしいです。(u)

綺麗な庭

2014年1月27日

 午前中は曇り空で小雪がまっていましたが、午後からは陽射しのある好いお天気になりました。雪は無いですが今は冬の1月、空気がまだまだ冷たいですね。庭の植物達も寒さで成長せず、雑草も生えないので庭が大変綺麗です。
ニュース番組で早速、春の風物詩のフキノトウが生えましたよ!と放送されていたので、私も負けじフキノトウがたくさん生える穴場に探しに行きましたが、フキノトウは見当たらず。獣の足跡を見つけました。
毎日少しずつ日が長くなってきているのを感じます。(T)

司書の独り言

2014年1月26日

 雨のせいでしょうか?一日中薄暗く、なんだか悲しい気分になってしまいますね。しかし、そんな鬱屈しそうな気分を表に出す暇さえないほど、本日は多くのお客様に恵まれました。
 そんな気忙しい一日でしたが、頭の中ではちょっとだけ別の思考が目まぐるしく駆け回っていました(まったく関係のないことではなく、次の展示にも関係のあることなんですが…)。そうですそれは、最近、図書館利用だけという人が少ないように感じているということです。元々、そんなに図書館だけ利用しに来館される人は少なかったんですが、それにしても最近…なぜでしょう?当館の図書室は、他館のそれ(どれでしょう?)とは大きく異なり、活用には便利な気もするのですが。と、書く私も、たまの休日にブンナの部屋のコタツにinして読書する日もあるくらいですから、説得力の方も…。
 そういえば、最近、福井県では5年ぶりの快挙を成し遂げて新聞の紙面を賑わせていた本郷小学校の6年生二人ぐみも、当館図書室なじみの利用者さんです。一滴図書室で勉強した成果(か、どうかはわかりませんが)をしっかりと活用する点など、まさに学生の鏡。福沢諭吉も「活用なき学問は無学に等し」と、確か『学問のすゝめ』にも書いてましたね。どうしたらもっと図書室を多くの人に利用してもらえるのか、そして、どうしたら図書室で勉強した成果を上手く活用してくれるような人を育てる手助けができるか。悩みが尽きることはないとは思いますが、一歩一歩何かを進めていくしかないのかな?と、日々変化している一滴図書室をボォーっと眺めながら、思考だけが駆け回っている一滴司書の独り言でした。(S)