2014年10月
秋を感じる
最近、朝方の寒さが身にしみます。季節もだんだんと移りゆき、気が付けば文庫の草花も衣替えです。だんだんと暖かくなる日中、不意に事務所から抜け出し、園内を散歩していると、つい一月前までは確かに咲いていた萩の花が見る影もありません。季節は着実に歩みを進めているようです。確か、万葉集で一番読まれていた花は、萩の花だったかと記憶しております。ならば、古人も風流を談ずるのは夏から秋にかけてだったのでしょうか。
夏から秋、そしてもうすぐ冬が来ます。今が一番過ごしやすい時期なんでしょう。しかも、やっぱり実りも多い。前回の徒然草にも記載しましたが、文庫では、事務室に座っているだけで秋を満喫できます。というわけで、本日はお赤飯の差し入れと、3時の休憩には柿もおやつも…。ありがたいことです。このような秋の楽しみも例年のこととなってきました。雅な秋を感じるよりも、満腹な秋。風流はお腹で感じるもののようです。(S)
花梨の実
今日は曇り空のお天気で、時々陽が射す穏やかな一日でした。最近、日ましに寒くなってきて、半袖ではいられない時期になりました。
写真は黄色い花梨の実で、朝方庭に落ちた沢山の枯れ葉を熊手でかき集めていた時に見つけました。秋も深まり色々な木の実が熟して食べ頃になってきました。
午前中、北陸DC(デスティネーションキャンペーン全国宣伝販売促進会議エクスカーション)Fコースという日本全国の観光会社の方々が、観光バスで福井県内の観光スポットを視察する一環で、嶺南ではここ一滴文庫がその候補地にあがり朝から大型観光バスが駐車場に停まり、見学されていかれました。又、午後からは石川県の加賀と福井県の今庄からの団体客があり、文庫は賑わいました。一滴文庫も秋の行楽シーズンに入り、連日遠方からのお客様で賑わっています。(T)