2014年6月

第38回体育大会

2014年6月7日

梅雨入りしたこともありお昼前に一時にわか雨が降りましたが、すぐに止み気温も少し下がったので快適な一日となりまし。

今日は、お隣の大飯中学校で第38回体育大会が行われていました。スピーカーから流れてくる掛け声や声援に惹かれて、様子を伺ってきました。応援合戦の真っ最中で、子供たちを見守る大勢の熱心な家族の姿がそこにありました。子供たちも、日頃の練習の成果を元気いっぱいに披露している姿がグラウンドにありました。いつもはガランとした大飯中学校の駐車場ですが、駆けつけた家族の車で埋め尽くされ熱気が伝わってきました。一滴文庫の方も、少人数のグループでの来館者が幾つかあり、賑わいました。(T)

昔の恋人に

2014年6月6日

 雑務に追われてバタバタとしてしまう一日でしたが、来館者があれば〝これ幸い”とばかりに、本館や六角堂に逃げ出してお客様との雑談に花を咲かせます。これは、なかなか由々しき癖が付いてしまったようです(笑)。しかし、ただ仕事から逃げ回っているばかりじゃありません。これらの雑談のなかには、ためになる話や面白い話、今後に繋がる話など様々な未来に繋がっています。
 そんな本日の雑談のお相手は(本当に、毎日毎日仕事もせずにこいつは! と、思われた方もいるかもしれませんが、これも仕事のうちですね)、とある遠方から来館のご婦人です。水上作品が好きで、昔からよく読んでいたとのことから話が始まり、小生の説明にメモまでお取りになられるほど熱心なご様子。本館からでて竹人形館に向かう前に立ち止まって一言、「長年、来たいと思っていた一滴文庫ですが、本当に素晴らしかったです。まるで、大切な昔の恋人に再会したような…そんな淡い気持ちになりました」と残して本館をあとにしていかれました。大切な昔の恋人に…すごく若々しい気力みなぎる表現です。たぶん、こちらの女性は文庫の敷居を跨いだ瞬間、心が大切な方と一緒にいたその時にタイムスリップしていたのではないかと淡い思索だけが巡ります。(S)

鑑定

2014年6月5日

 文豪と言われた小説家の本の価値はいくらぐらいになるんでしょうか。希少本になれば、それ相応の値段がつくのでしょうけれど、全く基準がわかりません。先日、水上作品の鑑定を訪ねてこられた方がいらっしゃったのですが、なんと答えていいやら、戸惑いました。それぐらいは知っておきなさいと怒られそうですが、水上作品に詳しい方に尋ねても、つけようがないとのことでした。
 鑑定は丁重にお断りしましたが、どんなものがあったのか見ておけばよかったと、後悔するもあとの祭り。価値よりここにない本があったのではとそちらが気になってしかたありません。(u)

遠方からの来館者

2014年6月4日

午前中、ご夫婦での来館者があり、本館の立派な木造建築は移築ですか?と質問をされ、新築で水上先生が建てられました。街中にあるような鉄筋の建物ではなく小屋が良いと、太い柱の土壁の建物を建てられました。といつものように説明したところ、深くうなずかれてました。私たちは北海道の札幌から来ました。昔から一度来てみたかった場所で、やっと念願が叶いました。と話して下さいました。午後からは、リュックを担いだ青年が、ラウンジで紹介ビデオを見終わってから、私は九州の福岡から来ました。念願が叶いました。20年前に雑誌「鳩よ」に掲載された水上勉特集記事を読んで、若州一滴文庫に一度行ってみたいと思っていました。素晴らしいところですね来て良かったです。と話してくれ、文庫をくまなく散策して帰って行きました。今日は、日本列島の北と南の外れからの来館者があった他、石川県から観光バスでの来館者もあり、一日中文庫は賑わっていました。
写真は、六角堂前の砂地に作られた地蜂の巣です。最初は2,3だったのが、今ではこんなに沢山になりました。住み心地の良いのは人間だけじゃなく地蜂もおなじようです。(T)

好きな作家は?

2014年6月2日

 本日、来館のお客様と図書室で少し話をしていると、好きな日本の作家は? というような方向に話題が進み、色々な作家の名前が次から次にお客様の口から出てきました。一方の私はというと、日本文学とは縁薄く、数人の名前しか脳裏に浮かんではきませんでした。そのなかで、お客様と同じ名前が一人あり、それは文豪夏目漱石(まぁ、日本人ですから)。少し読みにくい感じはありますが、要所に散りばめられた格言のような一言一言がズシリと心中に響いてくる瞬間があります。
 そういえば、夏目漱石の格言(?)のなかでも「学問のすすめ」に書かれていた一文〝活用なき学問は無学にひとし(記憶が定かではないですが、たぶんこんな一文だったはずです)”には、心抉られる気分がします。しかし、学問を活用するということは考える以上に難しいことなんですけどね。文庫の図書室で読みきれないほどの知識に囲まれて、お客様と楽しく話を進めるその側面で、結構な葛藤に身悶えする無学な学芸員の心の叫び(笑)は、たぶん誰にも聞こえてはこないでしょう。(S)