2014年6月

Anniversary(?)

2014年6月30日

 早いもので、今日で6月も終わりです。ということで、毎年恒例になってきたつぶやきですが、小生もこちらにお世話になってからまるっと3年が過ぎました。もちろん、去年同様、だからといって祝ってくれる人もいませんが(笑)。
 と、冗談はさておいて、昨年のこの時期は、今川裕代ピアノコンサートのチケット販売開始でバタバタしていましたが、今年は劇場ホワイエで展示する 杉谷馨 木版画展 が節目の企画となりました。杉谷さんの版画は見る人の心を癒す特別なものなので、ぜひ一人でも多くの方に見ていただきたい企画となっております。もちろん、展示会場は劇場なので、無料で見ていただくことができます(本館及び竹人形館への入場は別途入館料が必要ですが)。お近くまでお越しの方は、ぜひ7月から開催の 杉谷馨 木版画展 にお越しください。
 毎年、節目にあたるこの時期に、小生にとっても大切な企画に携わるというこの幸運。大切にしていきたいです。(S)

わが良き友人たち

2014年6月29日

 都会の喧騒が懐かしくなり、旧友のもとへおじゃましてきました。単に飲みに行ったまでのことですが、偶然の出会いもあり、良き日を過ごすことができました。仕事を変わると、その時の人との付き合いも終わりになりそうですが、今でも変わらぬ付き合いと何かあると呼んでくれる仲間はかけがえのないものです。また、一緒に仕事をした期間がわずかな先輩や後輩が、名前を憶えていてくれるのもうれしいものです。お叱りは覚悟で、一滴文庫より大切かも知れません。気持ちも晴れやかに、アンネのバラがひと際鮮やかに見えます。(u)

謹呈本 絵本「ふしぎなともだち」

2014年6月28日

 朝から曇り空のお天気でしたが、気温が高くジメジメした一日でした。
 
午前中に一冊の絵本が届きました。型絵染作家の田島征彦先生から送られてきたものでした。田島先生は2010年に一滴文庫で「田島征彦 型絵染の世界展」を開催した時の絵本作家です。田島氏は水上先生と長いお付き合いがあり、2006年に亡くなった児童文学作家の灰谷健次郎氏とも深い親交がおありでした。
 
送られてきたこの絵本は竹紙に型絵染という染色技法で描かれたもので、一滴文庫の竹紙作家西村氏が漉いたものが用いられています。文庫の竹紙漉き工房から毎日トントントントンと、木槌で竹を叩いておられる音が聞こえてきますが、そのトントンの一部は、田島先生の絵本に変わったようでした。
 
この田島征彦先生の最新作の絵本「ふしぎなともだち」の話の舞台は淡路島で、言葉の喋れない自閉症の子供のこと「やっくん」と転校生のおともだち「おおたゆうすけ」君との言葉では伝えられない温かな友情が絵本に描かれていました。障害者の人達と社会の取り組みについて考えさせられた作品でした。
 
ご来館の際には是非、本館図書室ブンナの部屋でご覧ください。(T

幼虫

2014年6月27日

 本日、朝の園内清掃をしていたら、茅葺き館の前で何やらうごめく小さなものが! そうです。カブトムシの幼虫です。でっぷりと太ったその体は、もうそろそろ脱皮間近ではないかと思わせるほどの巨大さです。あまり元気ではなかったのですが、とりあえず、近所の中学生に幼虫発見したら確保しておくとの約束を取り交わしたことを思いだし、早速虫カゴのなかに入っていただきました。これからどんな人生(虫生)を過ごすのかわかりませんが、出来うることなら立派に成長して、大自然に帰ってもらいたいですね。まっ、その中学生の期待は最終的に裏切ることになるかもしれませんが、成長過程の観察だけでも十分な勉強になることでしょう。(S)

梅雨

2014年6月26日

 暑い一日でした。
 
昨日、東京の三鷹や調布で1cm位の雹(ひょう)が降り積もり、除雪車が出動したとニュースで大騒ぎとなっていましたが、北陸の方はというと体がグッタリするぐらい暑かったです。今日も朝から快晴で気温がグンと上がりました。文庫脇のいつも散策させてもらっている水田に、休憩中足を延ばしてみると、土手に綺麗な紫色のアザミの花が咲いていました。水田では青々とした苗が水に浸かり、小さなカエルは目だけを水から出して様子を伺っていました。(T)