2018年5月

地蜂(ぢばち)

2018年5月25日

 写真は、六角堂前の砂地の処に作られた地蜂の巣です。最初は2,3個ぐらいでしたが、今ではこんなに沢山できました。この地蜂(ぢばち)というのは正式名称ではなくクロスズメバチの別名にあたるそうです。名称も地方によっていろいろ変わるそうです。文庫の地蜂は毎年同じ場所に巣を作り夏の間はこの地蜂が繁殖します。知らなかったのですが、この蜂は地面の中に大きな巣を作るそうで、日本のある地域ではこの地蜂(クロスズメバチ)が作った巣の大きさを競う大会があるそうです。砂地の下には巨大な地蜂の住宅団地があるのかと思うと夢が膨らみます。スズメバチの名称を持ちますが、おとなしい性格の蜂のようです。(T)

積雪は2m越え?

2018年5月24日

 お昼時の六角堂、予約席のように空けられたテーブルが1つ。なんだろうと思っていたら、カマキリの子供用の席なんだとか。天上の梁に産み付けた卵が孵化し、カマキリの子供が湧きだしてきたようです。網で残りをすくいましたが、梁の上にはまだいるようで、落ちてきたのを見つけては、外へと送り出してもらっていました。体長1センチほどの小さく細い身体ですが、姿は立派なカマキリです。(小さすぎて写真がとれません。検索してください)
 室内なのに、なんでまたあんな高いところに卵を産み付けたのか。卵を産み付けた場所の高さでその年の雪の量がわかるとか言いますが、六角堂、雪に埋もれるなんてことないでしょうね。(u)

 

こんな日に

2018年5月23日

 本日、朝から天気が悪く、こんな日はお客さんも少ないだろうと思っていたら、朝から二つの団体さんがドッと…。いや、本当に忙しい日でした。そんななか、図書室前に掲げている『佐分利川べの子らに』の前で数名のお客様と話をしていると「いや、やっぱり水上勉はすごいね。大きな想いを感じとれるような場所を遺されたんだね。良い話も聞かせてもらったし、思い出になった。ありがとう」とのお言葉をいただくことができました。

 まぁ、本日お越しのお客様は、皆さまだいたい水上作品を若い時から読み続けてきたご年代(といえば、だいたいの年齢は察していただけるかと)。事前の知識も豊富でしたので、こちらもいい勉強になりました。こちらこそ、ありがとうございます。(S)

ナンジャモンジャの花散る

2018年5月21日

    青空が広がる気持ちの好い一日でした。
    あんなに綺麗だったナンジャモンジャの花が枯れました。枯れた茶色の花弁は地面を覆い、茶色く染まっています。写真は枯れた花弁です。この後、ナンジャモンジャの雌株の方には実がつき、だんだん大きくなっていきます。今は未だ見あたりません。
    渡辺淳回顧展を見に来館されたご夫婦が、「渡辺淳さんは素晴しい方だったのですね。感動しましたよ。」と話してくれ、なぜかホッとしました。(T)

都会の真ん中で

2018年5月20日

 久しぶりにビルの立ち並ぶ賑やかなところへ行ってきました。前職場の人たちに呼んでいただき、汗を流してきたんですが、すでにリタイアした人たちが、選手に応援にと一昔前に戻ったような懐かしいものとなりました。となると、話題は「今何しているの」と仕事の話になってしまいます。「水上勉の・・・」と名前をだすと、すぐさま言ってもらえるんです。越前竹人形、飢餓海峡、雁の寺、などなどなど。代表作ばかりですが、大都会の真ん中で、知っていてもらえるなんて、たとえ年齢が高くてもうれしい限りです。あとは文庫で再会できることを願うばかりです。(u)