2009年2月

姓名のこと

2009年2月11日

一滴徒然草画像

 一滴文庫へご来館のお客様の、あるいは電話などによるご質問の代表的なものの一つに「水上勉の名前の読み方は、ミナカミかミズカミかどちらが正しい?」とのご質問があります。
 学芸員はじめ職員の最も一般的な答えは、「どちらも間違いではありません・・・」ですが、先日、神奈川のある方から、「いつからミズカミになったのか、くわしい経緯を教えて欲しいと電話でのお尋ねがありました。
 待ってましたとばかりに、模範解答をお返事いたしました。が、良い機会ですから、ご披露しておきます。

 1987年(昭和62年)2月岩波書店発刊の『図書』に、「姓名のこと」と題した水上勉先生の文章が載っています。この2ページにわたる随筆の中で、「ところが、去年だったか、文芸家協会の新年会の席上(※)で・・・」と経緯を説明され、最後を、「やっぱりミズカミツトムでゆきたいと思う、嗚呼。」で結ばれております。
 以上は、本館3階の資料室に資料が展示してありますので、どうぞご来館のうえ直接ご覧になっていただきたいと思います。
 それにしても、嗚呼!(N)

 ※ 1986年(昭和61年)5月

ガマの穂綿

2009年2月9日

一滴徒然草画像  一滴徒然草画像

 スギ花粉ならぬ、ガマ花粉にさらされています。ガマの果実が、風に乗って飛散しているのですが、身体についたり、室内に入ったりとちょっとうっとおしいです。
 切っても切っても、すぐ芽を出し元通りになる元気ものです。アヤメやツワブキの種のように、文庫の花の種の一員に混ぜてやりましょうか。
 水辺でよく生え、綿毛を集めて布団の綿に使ったそうですが、因幡の白兎は、さぞかし気持ちよかったんでしょうね。(U)

竹かご

2009年2月8日

一滴徒然草画像  一滴徒然草画像

一滴徒然草画像

 もう一つ、大谷春美さんの作品でぜひともご紹介したい竹製品があります。
 六角堂では、お客様にお茶をお出しする湯飲みを入れておく湯飲み籠として使用しています。何年も使っているので、あめ色に光沢が出て、いい味になっていますね。(写真:右)
 「どうなっているのかしら?」と覗き込んでみつめていると、美しい編み模様にしばし見とれてしまいます。(写真:中)
 一つお求めになって(一つしかありませんが)、大切に使い込んでみてはいかが?(N)

花の次は、

2009年2月7日

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 紙面では、フキノトウの開花やタケノコの収穫で春の訪れを早くも伝えていますが、こちらでは、文庫受付前の梅の木にも花がつき始め、ようやくひと安心です。
 「桜切る○○、梅切らぬ○○」と申しますが、なにぶん、年老いた木ですので、元気に花を咲かせるか心配でした。今年もおいしい梅ジュースができそうです。(U)

竹ざる

2009年2月6日

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一滴徒然草画像

 すでにおなじみの大谷春美さんの作品です。今日、また、竹の色も青々とした真新しい竹笊(ざる)※をいくつか作ってくださいました。
 竹を伐り出してから、1本1本の籤(ひご)に作り、そして編みこむ作業は、一つの竹笊の完成にかなりの時間と労力が掛かっていることが容易に推察されます。しっかりと力強く編まれた仕上がりに誰もが感嘆しますが、日用の用具であるのに、その姿は美しくさえあります。お買い求めになられた方は、それぞれのアイデアでご使用になっておられるようです。
 サイズはいろいろですが、サイズにかかわらず、お値段は一律です。六角堂でお手にとってご覧ください。あなたなら何にお使いになりますか?(N)

 ※ 地元では、《しょけ》という名称だそうです。