1月2009
行灯
すずめ
春の色
当たるも・・当たらぬも・・
新刊図書のご紹介『モズ』
児童書『モズ』(09年1月20日刊)を版元の新日本出版社よりご寄贈頂きました。
モズは著者が写したはじめての写真で、写真家としての出発点となった鳥だと書かれています。
モズは木の枝、バラのトゲ、鉄条網、かれ草の先、いろいろなところに、バッタやコオロギ、トカゲ、カエルなどを突き刺して「はやにえ」をつくることで知られている、ネズミほどの小鳥です。モズは採ってきた餌を突き刺しますが、古くなった餌は食べることがないそうで、ミイラになった餌を見かけます。
身近なところに住むモズの不思議な生態、「はやにえ」をつくる様子を素晴らしい写真と文章で紹介しています。
本館図書室ブンナの部屋にあります。お立ち寄りの際にぜひ一度お手にとってごらんください。(T)
「飛び出す紙芝居」
デューイ
昨日、「世界一有名な猫の全記録」と題したテレビ放送を見ました。アメリカのとある町の図書館で飼われ、町の人々にたくさんの奇跡を起こさせた猫の物語でした。今と同じように不況の波が押し寄せていた時代です。残念ながら、その猫は2年前に18歳でこの世を去りましたが、人間の歳で言うと90歳は越えていたそうです。
新聞でも紹介されたことさえ知らず、昨日、たまたま見ていたチャンネルで知ったわけですが、人間でさえ忘れがちなことをこの猫が教えてくれていたことには驚き、感動をしました。
「さあ、ここで夢や人生を拾って見ませんか。そして、その夢のひとしずくをこの里に落としてみませんか。」
あらためて、この言葉の重みを感じ、この言葉のすばらしさを思い知らされました。負けてられません。
昨年、「図書館ねこ デューイ」という本も出版され、また、映画化されることも決まったそうです。購入したい一冊、見たい一本です。
以前文庫を訪れた白い猫、あれから見かけません。デューイにまではなれなかったようで。(U)