姓名のこと
2009年2月11日
一滴文庫へご来館のお客様の、あるいは電話などによるご質問の代表的なものの一つに「水上勉の名前の読み方は、ミナカミかミズカミかどちらが正しい?」とのご質問があります。
学芸員はじめ職員の最も一般的な答えは、「どちらも間違いではありません・・・」ですが、先日、神奈川のある方から、「いつからミズカミになったのか、くわしい経緯を教えて欲しいと電話でのお尋ねがありました。
待ってましたとばかりに、模範解答をお返事いたしました。が、良い機会ですから、ご披露しておきます。
1987年(昭和62年)2月岩波書店発刊の『図書』に、「姓名のこと」と題した水上勉先生の文章が載っています。この2ページにわたる随筆の中で、「ところが、去年だったか、文芸家協会の新年会の席上(※)で・・・」と経緯を説明され、最後を、「やっぱりミズカミツトムでゆきたいと思う、嗚呼。」で結ばれております。
以上は、本館3階の資料室に資料が展示してありますので、どうぞご来館のうえ直接ご覧になっていただきたいと思います。
それにしても、嗚呼!(N)
※ 1986年(昭和61年)5月


