2018年11月

良い一日

2018年11月18日

 気持ちのいいお天気、気持ちのいい気温、気持ちのいいお客様、三拍子そろった良い一日となりました。六角堂に立ち寄られたお客様も、お庭の雰囲気についついお時間を費やしてしまい、バスの時間もあるのにと慌ててのお帰りです。

 皆さま、お帰りの際には決まって「良い一日を過ごすことができました」との一言。本当に、良い一日でしたね。(S)

ひとり言

2018年11月17日

 煙突がとりつけれれることなく六角堂に放置されたままでしたが。見かねた親切な方が本来の姿に戻してくれました。錆びてしまった部分の煙突も取り替えてもらってうれしい限りです。昨日、試運転にと火を入れてもらい、煙もきれいに立ち上りました。と、そこへ思わぬ来訪者があり、私を見て感激の言葉を発しておられました。フランスの方とのことで、言葉は全くわかりませんでしたが、その様子からすごく感じたんです。薪ストーブ冥利に尽きます。今年は何人の方が心を温めてくれるでしょうか。

蛾(ヤママユ科)

2018年11月16日

    今日はどんよりした曇り空のお天気で朝方は寒かったです。
    朝から写真の蛾が文庫の玄関さきに停まっていました。とても大きな蛾で暖かそうな毛皮をまとっていました。昆虫図鑑で調べてみると、ヤママユ科に属する蛾で、自然がある程度残っている場所にしか見られなくなった蛾だとのことでした。一滴文庫の自然の豊かさのあらわれです。この蛾の繭から穫れる糸は「天蚕糸(てんさんし)」と称され、緑色の絹糸は普通の絹よりも高級品として取引されているそうです。渡辺淳先生の絵にもよく登場する蛾ですが、自然の豊かさを象徴するこんな蛾だったのかもしれません。(T)

感慨深い

2018年11月14日

 何だか感慨深いです。

 本館でお客様とお話していると「隣の萱葺館は、どうしたんですか? 昔、まだ一滴文庫が竣工してすぐくらいに来たことがあったんですが、あの萱葺はとても雰囲気の良い場所だったことを覚えています」とのお言葉をいただきました。現在、萱葺館の工事が進んでおりますが、一歩一歩進んでいく工程にそのお客様は感慨深さをおぼえ、私は期待と不安(笑)をおぼえます。

 よく渡辺淳先生が「萱葺館の雰囲気はとても良くて、一番落ち着ける場所だったなぁ」といわれていたことを思い出します。そんな場所に再び! という強い気持ちと、渡辺先生とお話していたときの思い出とで、何だか本日とても感慨深いんです。(S)

火鉢

2018年11月12日

 その昔、文庫で使われていた火鉢だそうです。直径60㎝、今ではなかなか手に入るものではありません。いただいては見たものの、湿気で灰は固まりカビ臭さは半端なく、お日様を頼りに日干しの毎日です。先日の練炭といい、懐かしいものばかりがでてきます。次はいったい何でしょう。火鉢には普通の格好は似合いませんね。(u)