「-メキシコを墨で描く-島田正治展」始まる

2013年5月8日

 

 

 

 今日から、平成25年若州一滴文庫企画展「-メキシコを墨で描く-島田正治展」が始まりました。81歳になられる島田正治氏のご協力により、開催することが出来ました心より感謝します。
 島田正治氏はもともと書道家でしたが、水墨画を描くようになり、独自の作風で描くその水墨画は、メキシコの遺跡や無数に立ち並ぶ民家の街並みを題材としています。氏はメキシコが好きで、毎年毎年夏にメキシコに渡り、メキシコの風土を墨一色で描くという生活を何十年にも渡り続けてきた墨画家です。
 水上勉とは、島田氏が文藝春秋画廊で個展をしていたときに、水上が作品を鑑賞しに訪れたのが交流のきっかけだったそうです。その後、島田氏は毎日のように成城の水上邸に絵ハガキを送るようになりました。その数は数年で数百枚にものぼったそうです。そんな島田正治氏のことを水上勉は作品にも書き残しています。「絵のある風景」中央公論社 
 メキシコを墨で描いた島田正治作品を見て、水上勉が憧れた島田正治氏の画業や水墨画の世界に触れ、水上勉の求めた芸術観とは何かを感じ取ってもらいたいです。他、水上勉が島田氏に送った毛筆の手紙なども展示しています。島田正治の墨絵の世界をご堪能ください。(T)