2013年4月

昼は人つくり、夜は神つくる

2013年4月29日

 先週のことですが、一滴の休館日とプラスで月曜日にお休みをいただき連休と浮かれていましたが、実際は休みをもらっても何もやることすらない自身の哀しい現状を見つめ直すことになる休日×2だな…と悲観しておりました。そんな何もすることがない一日は、もちろん近くのCaféに逃げ込んで、半日読書に明け暮れるに限るとばかりに、いつものCaféフロッカスさんにプラプラと行っておりました。そうすると、町内在住のある方から古墳についての話しを聞きたいとの依頼を受けてしまい、急遽、哲学Caféならぬ歴史Caféをフロッカスさんで開催してしまいました。
 その方は、古墳に関する本を購入したがよくわからないと、購入された本を見せてくれました。その本の表紙には、有名な箸墓古墳(卑弥呼の墓ではないかといわれている古墳です)が掲載されていました。小生にとりましても、大変懐かしいその写真をみて「そうそう、この古墳は『昼は人つくり、夜は神つくる』といわれたヤマトトモモソヒメノミコトの墓ですね。」という日本書紀の言葉がとっさに口を出て、そこから二日間に亘る歴史Caféの開催です。そういえば、おおい町内には佐分利川沿いの各集落ごとに古墳が点在していたな~と思い、その内一つ一つ見てまわろうかと心密かに思っておりましたが、その方とは、とりあえず時期をみてキノコの森のなかに所在して中まで見ることができる古墳を一緒に見学することを約束して、とりあえず第一回のフロッカス歴史Caféは終了しました。もし、この一滴徒然をご覧になって興味をもたれた方がいましたら、今度是非一緒に古墳見学に参加してみませんか?なぜ、古墳は『昼は人つくり、夜は神つくる』のか、実物(といっても、箸墓古墳を見学しに行くわけではなく、おおい町内の古墳を見学に行くだけですが…)を見てみると分かるかもしれませんよ。(S)

ゴールデンウィークは

2013年4月28日

          
 巷では黄金週間、田舎では田作週間。秋の黄金色の実りに向けて、田植えに田作りに家族みんなで外出です。トラクターのエンジン音を聞き、きれいに仕上がった田んぼを眺めているとなんだか落ち着きます。明日は我が家の田植えです。田んぼに引く緑のライン、まっすぐ、まっすぐ、性格どおりに引けますやら。(u)

新歌舞伎座

2013年4月27日

 

 

 

先日、来月5月8日(水)から開催の平成25年度若州一滴文庫企画展『島田正治展 -メキシコを墨で描く-』に展示する墨絵作品の借用のために神奈川県川崎市在住の島田氏宅に出張したのですが、おもいのほか仕事がスムーズに進み少し時間が取れたので、新しくなった歌舞伎座を一目見ようと、銀座に足を延ばして来ました。
 歌舞伎役者の市川團十郎が2月4日に急逝して新聞やニュースで話題となり色々と騒がれていた歌舞伎の世界ですが、新歌舞伎座は2月26日に完成し、4月2日に杮落としが行われたのは記憶にも鮮明です。出来上がって間もない歌舞伎座は立派なものでした。銀座歌舞伎座の歴史は古く1889年から始まり、4回も建て変わっているそうです。火災や戦災に遭いながらも建て変えられ、人々に親しまれてきた日本を代表する歌舞伎場です。残念ながら、お金も時間もなく歌舞伎を見ることは出来ませんでしたが、いつか歌舞伎を見に再び訪れたいです。(T)

パソコン画面に髑髏

2013年4月26日

 本日、少し時間に余裕があったことから、本年度後期の企画展ポスター案を構想してみました。夏場に予定している企画なので、ちょっとだけ怖ゎ~い話で推し進めていこうかと考えています。やっぱり夏場といえば「怪談」でしょう。そして、水上文学で怪談(?)といえば「日本霊異記」でしょう。ということで、本年度夏場の暑い時分には、文庫でロウソク片手(これは、たぶん消防法的に無理だと思いますが…)に百物語ならぬ、仏教説話!こんな感じで今年の夏は、背筋も凍る涼しさを体感してみませんか?まっ、まだまだ先の話しですけどね。(S)

タケノコ

2013年4月25日

 劇場の竹林にようやくタケノコが顔を出しました。雪の季節には厄介なだけですが、ここにはなくてはならないものです。劇場の舞台ガラス越しに見る景色は、今は少しさびしいですが、若竹が風になびく風景を想像して成長を願いたいものです。食べることはしませんから。(u)