2012年6月

廃墟にみる、諸行無常の響きあり。

2012年6月18日
無常

 本日文庫散策中に、園内で諸行無常の一場面に出会うことになりました。朝、出勤時に軒先からぶら下がっていたミノムシが、夕方には地面に落っこちているのを発見しました。ちょっと心配になって中を覗いてみましたが、ミノさんのいる気配はなかったです。
 新居に引っ越ししたのか、寿命を迎えたのか解りませんが、朝までこの世界に存在していたものが、夕方(一瞬先)には非存在になっているという現実に改めて驚くとともに、平家物語の有名な書き出し部分を強く思い出さずにはいられませんでした。「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理を現す。奢れる人も久しからず、唯春の夜の夢のごとし。猛き者も遂には滅びぬ、偏に風の前の塵に同じ。」………高校依頼なのに、よく覚えてたと、自分に感心しました。(←まさに、奢れるSも久しからず、というフレーズがぴったりな一文です)
 覚めることの無い春の夢は、いつになったら終わることでしょう。(S)

十人十筆

2012年6月17日

  

 竹筆づくりにはぜいたくにも黒竹を使いますが、育ち始めた若竹ですので、名前は黒竹ですが、色は普通の竹の色、作ったあとは緑の色もなくなります。ということで、正真正銘の黒竹で筆を作ってみました。切るのがもったいないので長さ1mです。さすがに筆先は少々硬いですが、見事な出来だと自画自賛。長い筆先が好みの方は竹の節一つ、もっと長くはもう二つ三つたたいてみてください。筆先も筆の長さも決まりはありません。楽しく作ってみませんか。(u)

新設

2012年6月16日

    

 先日、一滴文庫六角堂内に本棚が新設されました。この本棚、六角堂で「読書に親しみながら珈琲を一杯!」のコンセプト(?)のもと新設が決定したものです。普段、近所のCaféで休日の半日を読書と珈琲で過ごす小生にとりましては、ものすごく良い考えだと感心させられました。この六角堂は、周囲の緑から聞こえてくる鳥の鳴き声や、建物内の淡い光と外から入る自然光の織りなす陰影などから、幻想的な空間を演出できている場所だと思います。皆さまも是非一度、一滴文庫六角堂に足を運んでください。もしかすると、思わぬ所でギャラリートークや芸術・文学・文化・歴史などに関する面白話しが聞こえてくるかも知れませんよ。(S)

竹筆づくり

2012年6月15日

 

 

 

 

お昼頃から、コンコンと木槌の音が響いてきました。毎年恒例となった竹筆作りが行なわれています。若竹を節目で切り、カッターで硬い皮の部分を削ぎ落とし、木槌で少しずつ叩いて繊維状にほぐしてゆきます。今の時期に採れる若竹が作りやすいそうです。
地道な作業ですが、出来上がった自作の竹筆は宝物となること間違いなしです。(T)
竹筆づくり体験をされたい方は来館時にお申し出下さい。途中参加でもOKです。

《竹筆づくり体験教室》
日時:6月15、16、17、18、20日(午後1時~3時)
場所:一滴文庫庭園内
材料費:500円(道具―貸し出します)
定員:10名まで

地産地消

2012年6月14日

梅、氷砂糖、りんご酢のコラボレーション

 梅の季節になりました。文庫内で辺りを見渡すと、梅の実がたわわに実っている光景が目に入ります。今回、梅の実を採取している六角堂スタッフを見つけて、厨房を覗いてみると、梅ジュースの素を作成している現場に出会うことができました。これまで、梅ジュースの素は既存のものを購入して、そこから作って出しているものだとばっかり思っていました。文庫の喫茶「六角堂」では、今回の梅ジュースやよもぎ餅など、まさしく地産地消のお手本のような現場に立ち会うことができ、本物の『おおいの味』が味わえる喫茶だと改めて思うことが出来ました。自分の希望としては、園内で珈琲豆の栽培を推進して、コーヒーも文庫産で出せないかと考えています。これは、やっぱり無理がありますね。(S)