2013年2月

春でしょう。

2013年2月28日

      
 今日は気持ちの良い青空が広がり、梅の花ではありませんが、見学にと、六角堂での待ち合わせにと、チラリホラリとお客様の姿が目に留まりました。
 先日、収穫を待ったフキノトウは、摘み取るのには十分な数になっていましたので、遠慮なく収穫させていただきました。まだまだ出てきますので、どうぞ探し当ててください。
 天に地にもう春でしょう。(u)

 

竹紙漉き体験.

2013年2月27日

 今日は、一日好いお天気でした。バスに乗って名田庄小学校6年生29名と引率の先生2人が来館し、竹紙漉き体験と本館・竹人形館の見学をしました。
 竹紙漉きでは、水をはった舟(容器)の中に竹餅を撹拌させ、漉き枠で漉き取るのですが、その水がまだ冷たくて、冷たくて、でも元気一杯の小学生達は楽しそうでした。その後、本館の企画展室や、竹人形館で竹人形を見学して帰って行きました。
 水上勉が創った若州一滴文庫の世界を少しは感じ取ってもらえたのではないかと思います。(T)

 

こんな本もいかが。

2013年2月25日

    
 一滴文庫の憩いの場、六角堂の一角に設けた水上勉作品コーナー。本の数も増え、1台増設しましたが、何もないのは寂しいので、飾りでもなればと、他の本に遠慮しながら、落語と滝ゆうさんの作品を並べてみました。どちらも中身は漫画なので撤去の憂き目にあうかもしれませんが、笑いは身体の良薬ですので、ぜひ一度お読みいただければと思います。
 特に滝田ゆうさんの「滝田ゆう名作劇場」は、珠玉の昭和文学23篇を漫画化されたものです。水上勉が入っていないのは残念ですが、人気作家の名作がずらり並んでいます。六角堂で読むと昭和に戻った気分になるのでは。
 六角堂の読書コーナーの本は、貸し出しもしています。
 滝田ゆうさんは、水上勉の毎日新聞連載小説「冬の光景」の挿絵を描かれています。(u)

「大村彦次郎」講演会

2013年2月24日

 昨日、福井県立図書館文書館の開館十周年を記念して開催された「大村彦次郎講演会」を聴きに行ってきました。その講演会ことが今日の福井新聞と日刊県民福井にも大きく掲載されていました。大村彦次郎氏は元雑誌「群像」の編集長をしていた凄腕の編集者で、直木賞、芥川賞作家を幾人も世に送り出してきた方でした。もちろん直木賞を受賞した水上勉のことも鮮明に覚えていて、素晴らしい文士だったことを語ってくれました。
 さすが編集者だけあって水上勉のことも深く読み込んでいるなと関心しました。(T)

ふくらむ

2013年2月23日

               
 梅の蕾がようやく膨らみ始めました。文庫とともに月日を重ねてきた木ですが、剪定したかいあってか、たくさんの蕾をつけています。梅にウグイスではなく、ここでは梅にメジロ。ウグイスの声を遠くに聞きながら、メジロの緑を眺めます。この間の小さなメジロも来てくれるといいんですが。(u)