新刊図書のご紹介「焼きつくされた町と人びと」、「いのちと平和の尊さ」

2011年3月18日

一滴徒然草画像  一滴徒然草画像

「焼きつくされた町と人びと」(2011年2月25日)、「いのちと平和の尊さ」(2011年3月5日)を版元の新日本出版社よりご寄贈頂きました。
「焼きつくされた町と人びと」は、たった一夜にして、東京の下町を焼きつくし、10万人の死者と100万人の家を焼き出された人びとをうんだ東京大空襲。でも3月10日以後の東京は4回の大空襲をうけたことを知っていたでしょうか?都内への空襲はのべ100回を数えています。そして大阪、名古屋などの大都市から、地方都市へ、原爆へとひろがった空襲の実態を伝えています。

次の「いのちと平和の尊さ」は、戦争が終わり、平和憲法が作られた日本。でも、アジアは、朝鮮戦争、ベトナム戦争がつづき、日本は米国の出撃基地として、再軍備もおこなわれていくのです。同時に、東京大空襲の悲劇をわすれず、ふたたび戦火にまみえないよう手を取り合う人びともいました。平和をつなぐ人びとの動きに目をとめています。
この「語り伝える東京大空襲シリーズ」は、この5巻目で、締めくくりとなりました。

2冊とも本館図書室ブンナの部屋にあります。お立寄りの際に是非ご一読下さい。

連日続いた雪で、銀世界となった一滴文庫も、午後からの快晴のお天気でほとんどが融けました。大阪から一人で電車に乗ってお越し下さった女性の方が「やっと一滴文庫に来ることが出来ました。嬉しかったです。」と話されていました。(T)