音楽会の振替で学校がお休みの月曜。風花はクラスメイトの賛晴と小淵沢行きの列車に乗っていた。大恩人のおばさんがピンチなので、行って元気づけたいのだ。「鉄道博士」の賛晴は強引についてきた。「平日に男子と二人で出かけるなんて、はっきり言って不良だ」そう考えた楓花は、兄弟のふりをしようと賛晴に提案する――。