2024年6月

この絵 彩るは 文学の世界

2024年6月7日

 企画展、変わりました!

 今回の企画展は「渡辺淳展」です。渡辺先生が水上先生と出合い、そして二人でつくりあげてきた水上文学の世界。その歴史の一端を皆さまに観ていただくために、厳選した58点の作品を並べてみました。これは、圧巻(いや、自分で言うな)。

 そういえば、私がいずれやってみたい展示は、中近世のヨーロッパ貴族の誇る(?)クンストンカンマ―(驚愕の部屋)的な展示です。どのような展示かというと……ご自分で調べて驚愕してください。今回の展示は、それを基に構成してみました。ですが、まだまだ驚愕といえるほどのものはなく、進化途中といったところでしょうか。今後の前進に期待しつつ(この期待は、自分でするものじゃないですね)、今回の展示はやりきった感でいっぱいです(笑)。

 皆さまもぜひ足をお運びいただき、水上文学のどのようなエキスを吸い上げて、渡辺先生が絵を添えられてきたのか、想像しながら御覧いただけますと幸いです。よろしくお願いします。(S)

今年もこの時期

2024年6月3日

 蛍です。

 ことしも、この竹人形の直前に出てきてくれました。しかも今年は、園内のいたるところで発見です。なんだか、毎年少しずつ数も増えてきているような気もします。

 まぁ、それだけ岡田の自然が蛍にとって住みやすい環境ということなのでしょう。これはこれで、誇れることでしょうね。水上先生の文章を読んでいても、本当に大切なものとは何か? 的なことを示唆してくれているものも多くみられます。私的には、この一滴文庫と、それをとりまく環境の一体感には、大切なものを感じずにはいられません。そのひとつが毎年飛んでくれる蛍なんでしょうね。(S)