故人からの手紙
先日、とても面白いお葉書をいただきました。その葉書の差出人のところには、もう数年前にお亡くなりになられた町内在住だった方のお名前が記載されていました。えっ! と、驚いて中身を読んでみると、どうやらおおい町が「10年後の誰かに宛てたお手紙」という10年前に企画されたタイムカプセル的なものによるお葉書だとわかりました。
お葉書の内容をかいつまんでお話させていただくと、「10年後の一滴文庫の学芸員(S)さんへ、いつも楽しく文庫の説明をしていただきありがとうございます。何度行っても新しいことを知ることができて、とても楽しく通わせてもらってます。もう私はお星さまに生まれ変わって、お空にあがってしまいましたが、いつまでも一滴文庫の発展を見守っています」というものです(お葉書の両面に小さな字でめいいっぱい書かれていました)。
なんだか、とても懐かしく、そして嬉しいお手紙をいただいた気分です。この方は、とても元気な方だったのですが、ある日突然お亡くなりになられてしまって、「元気な人だったのに」と当時はみんなびっくりしていたことをおぼえています。しかし……ここまで、ユーモアのある方だったとは。何がユーモアあるのかというと、「もう私はお星さまに生まれ変わって、お空にあがってしまいました」の一文です。当時、80代半ば、たぶん百歳まで元気に一滴に通い続けるだろうと周りから言われていたのに、当人はお星さまになる気満々。これで、みんなが言うように元気満々で、まだ一滴に通って来て本日を迎えていたら……。みんな、噴き出して笑っていたと思います。そんな未来が欲しかったですね。
まぁ、でも、いまでも、ちゃんとお空から見守ってくれていることは確定したので、良し! としておきましょう。たぶん、水上先生と渡辺先生と、その他大勢の一滴関係者と一緒に、お空で一喜一憂していることでしょう。(S)

