2025年1月

2月8日(土)の午後は、名田庄公民館に

2025年1月31日

 いよいよ、私の今年度最後の講演会が近づいてきております。2月8日(土)13時30分から名田庄公民館ぶらっとの談話室にて実施させていただきます。

 水上勉にとってのふるさと若狭とは、どのようなものだったのかについて解説させていただきます。そして、会場横で渡辺淳先生の絵画(タペストリー)展示も行っておりますので、講演会が終わった後には、そちらに移動してのギャラリートークも開催します。

 お時間ありましたら、是非会場にお越しください。ちなみに、当日、名田庄公民館でおおい町の駅前に近年オープンしたcafe-aelu(アエル)さんも出店してくださるとのこと。コーヒーを飲みに、ちょっと立ち寄りでも、楽しいひと時がすごせるかと思いますよ。(S)

こんなときに…

2025年1月26日

 昨日は、水上勉没後20年の講演会でした。寒い中、多くのお客様にご来館いただきましたが……、こんなときに六角堂のストーブが! なんと、ダルマストーブに火をともすと、至る所から煙が逆流しているじゃあ~りませんか。何たること! 六角堂内が煙にいぶされたような臭いと、霞がかかったような状態、こりゃいけないと、急遽六角堂の円筒掃除です。流石に、一からバラすわけにはいきませんので、前事務局長の指導のもと、煙突にブラシを突っ込んでゴシゴシ、外から叩いてバンバンと、かなりの時間、煙突との格闘に勤しんでおりました。

 結果、なんとかイベント時には、暖かな六角堂を用意することに成功しました。ふぅ~う、六角堂は、もちろんエアコンも設置されていますが、それだけではたまらない寒さですので、ダルマストーブは必須です。これからは、定期的な清掃を心掛けていきたいですね。(S)

実像にせまる

2025年1月24日

 本日お越しのお客様にお声をかけさせていただくと、とても興味深いお話を聞くことが出来ました。それは、今から約40年ほど前、当時そのお客様が高浜駅に行くと、一人の男性が駅に佇んでいたとのこと。偉く雰囲気のある人だと思い、注意してお顔を眺めると「あっ! 水上勉先生だ」と気が付いた。当時、水上文学のファンだったこともあり、お声をかけようかとも思ったけど、圧倒的な文学者の雰囲気のようなものが漂っていて、私のような一般人は声をかけることが出来ませんでした、と後悔を語られておられました。

 またひとつ、水上先生の実像に触れることができたかのようなお話でした。しかし、今から40年前ということは……一滴文庫が出来る前後のお話ですね。そうです、文庫は今年の3月8日で40周年に突入します。皆様のより一層のお引き立てをお願いいたします。(S)

樋も様々

2025年1月20日

 ここのところ、いい天気の時間(朝は晴れてても、午後には雨なんて日も多々ありますので、ここでは時間という表記にしました)が多々ありましたので、久しぶりに茅葺館の樋の掃除をしてみました。あまり長い時間ほたっておくと、樋が詰まってビシャビシャとオーバーフローしてしまい、周囲が飛び散った水で散々な感じになってしまいますので、これも大切なお仕事です。

 脚立を出して、そこに登り、樋を覗くと・・・・・ビッシリと詰まった泥と葉っぱ! なんでこんなに? と疑問に思いつつ、手を突っ込んでそれらをすくいだしておりました。横で見ていた方は「よくそんなとこに手を突っ込めるな、トングがあるぞ」って言われてましたが、さすがに下の方に溜まった泥は、トングだといまいち、手を突っ込むのが一番です。

 しかしですね、そんな状況も、茅葺館の二面だけなんです。残りの二面は、何にもなし。泥も葉っぱもです。はてさて、何でこんなにも違うのか? 樋も様々です。ですが、疑問を解消する前に、とりあず樋がスゥ―っと通ることが重要です。いや、ホント、大切なお仕事なんです。(S)

フォアマンのように

2025年1月18日

 冬限定の業務ですが、一滴には薪割というお仕事があります。割っては並べ、並べては割って……、果てしなき作業です。ですが、この薪割をおろそかにすると、大変なことがおきます。それは、一滴唯一といっても過言ではない、本当に唯一のホットスポットである六角堂の温かさが維持できなくなってしまいます。それと、小生のスタイル維持でしょうか……(笑)。昔、アメリカの伝説的ボクサーで「象をも倒すパンチをもつ男」といわれたジョージ・フォアマン、彼もまた薪割でそのパンチ力とスタイル(?)を維持し続けていたと聞いたことがあります。

 薪割によって維持されるのは、六角堂の温かさと私のスタイルです。大切な冬のお仕事です。(S)