2024年12月

明日が最終日です

2024年12月27日

 残すところ、あと一日です。今年も色々なことがありましたね。大変忙しい一年でした。そして、本日の福井新聞さんに一滴の記事(というより、若州人形座さんのかな)がデカデカト載っていましたね。その人形座さんも、11月のブンナ公演では、とても素晴らしい内容の朗読劇を演じてくださいました。スタッフとしも嬉しい一日でした。と、そんな事も踏まえて、年が明けて3月29日には、京都でそのブンナ公演が再び! これは楽しみなチラシが届きました。お近くにお住まいの方はぜひご参加ください。内容は、感動間違いなしとなっております。

 さて皆さま、一日早いですが今年もお世話になりました。来年もまた、よろしくお願いします。

 それでは皆さま、良いお年をお迎えください。一滴は明日まで開館して、年明けは4日からとなっております。(S)

朝は一面の銀世界

2024年12月23日

 私は、毎朝だいたい一番に出勤してきます。すると、まだだれも足をふみいれたことのない一滴の風景が見られます。それが、雪の一日だったなら、間違いなく「今日は一番」と胸をはって言えるきがします。だって、どこにも足跡がないのですから(たまに野兎なんかの足跡は発見しますが)。

 本日も、そんな一滴一番乗りの空気を噛みしめながら園内の散策(本当は、鍵開けです)からスタートです。白と緑色、そして黒色(瓦の色)的な世界、素晴らしいです。しかも、そのなかには寒椿の侘助も咲いて出迎えてくれる。これは、一番に来た人間の特権ですね。

 さて、そんな2024年の一滴も残すところ後一週間。最後ですので、お時間ありましたら、ぜひ一度お越しください。お待ちしてます。(S)

若狭の禅僧(儀山善来)

2024年12月20日

 現在、一滴では、幕末明治に活躍された儀山善来禅師について調査をしております。この徒然草をご覧の皆さまは、お気づきかと思いますが、一滴文庫の名前の由来となられた方です。

 さて、後数年後には、その儀山和尚の没後150年という節目がきます。水上勉は、一滴文庫設立の思いのひとつとして、若狭出身の禅僧の業実を調査研究することなどを掲げられています。あす数年……間に合うのだろうか。(S)

*写真は、ふるさとの神社に儀山和尚が寄進した灯篭です。

座布団

2024年12月18日

 一滴文庫では、はるか昔から受け継がれている座布団が数百枚あります。はて、もしかして、開館当時からなのではないかとも思っております。そんな座布団も、最近、綻びが目立つようになってまいりました。サイドから中身のアンコが見え隠れ……。さて、どうしたものかと思っていたら、立ち上がってくれたのは六角堂のスタッフさんです。ミシン片手に使い古しの布をバッサバッサっと切り倒し、ちょちょいと縫込み、ついにはシン座布団カバーの完成です。

 すごいものです。この、ものを大切にする精神。一滴では、少しへこたれたからといってお役御免などと、生ぬるい教育はしておりません。座布団も、このまま後何十年使われていくことでしょう。開館当初からのモノと考え方は、これからも受け継いでいきたいですね。(S)

ついに

2024年12月14日

 朝、出勤時は普通の風景だったのですが、開館前の掃除が終わって一段落と思い外に目を移すと! 一気に真っ白になってしまいました(写真は、だいぶ溶けてきている時のものですが)。今年の初雪です。

 朝から寒いとは思っておりましたが、例年より大分早い気がします。今年は大雪でしょうか。

 ですが、そんななかでもお客様はやってきてくださいますので、もちろん一滴は元気に開館いたします。皆さま、雪に埋もれる一滴もなかなかに乙なものですよ。お時間ありましたら、ぜひ六角堂のダルマストーブで暖をとりつつ、読書など如何でしょうか。

 皆さまのお越しをお待ちしております。(S)