実像にせまる

2025年1月24日

 本日お越しのお客様にお声をかけさせていただくと、とても興味深いお話を聞くことが出来ました。それは、今から約40年ほど前、当時そのお客様が高浜駅に行くと、一人の男性が駅に佇んでいたとのこと。偉く雰囲気のある人だと思い、注意してお顔を眺めると「あっ! 水上勉先生だ」と気が付いた。当時、水上文学のファンだったこともあり、お声をかけようかとも思ったけど、圧倒的な文学者の雰囲気のようなものが漂っていて、私のような一般人は声をかけることが出来ませんでした、と後悔を語られておられました。

 またひとつ、水上先生の実像に触れることができたかのようなお話でした。しかし、今から40年前ということは……一滴文庫が出来る前後のお話ですね。そうです、文庫は今年の3月8日で40周年に突入します。皆様のより一層のお引き立てをお願いいたします。(S)

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