2024年11月
ついにこの時期
寒くなりました。足早に冬が近づいてきました。ということで、いよいよ一滴でも冬支度です。六角堂のダルマストーブに火がともり、ブンナの部屋や茅葺館ではコタツが設置。う~ん、冬ですね。いい時期です。私は、どちらかというと冬の方が好きなので、この季節になると嬉しくなってきます。さて、これから、六角堂の薪割などの業務をこなしつつ、オコタでうたたね……ではなく、館内の大掃除にとりかかっていかなければなりません。
忙しい一年の締めくくりも、忙しく過ごさなければなりませんね。どなたか、私の疲れを癒すために、温泉にでも誘ってください。何かないと、今年は仕事以外の記憶がほとんどない一年で終わってしまいます。(S)
来館されるお客様のエピソード
本日も多くのお客様に恵まれた一日でした。しかも、皆さま、大変深いエピソードを携えてのご来館……。一組のお客様とお話していると、何だか水上先生について詳しいな~と思っていたら「私の一番好きな作家でしたから」とのひとこと。納得していると、さらに続けて「私のご先祖様(?)が、実は『飢餓海峡』に出てきているんです」との意味深エピソードが! 聞いてみると、とても面白い内容のお話でした(この話は、また後日)。そして、中国からお越しのお二人様にも、お声をかけていただきました。そしたら、内おひとりは水上文学の大ファンとのことで、どうしても一滴文庫に来てみたかったとのことでした。中国語に翻訳されている文章でお母さんのことが出ているらしく、そのお母さんが通った田んぼはどこでしか? と、聞かれたので「ここです」と答えたら、大変感動されて、色々なお話を聞くことができました。その中国からお越しの方に、話の流れから一冊の本を紹介させていただきました。『母一夜』です。お探しの内容が記載されているといいのですが、という心配と、翻訳されているといいのですが……。ここでは確認することができませんので、悪しからず。それでも、あれだけ熱心な方々でしたので、何らかの方法をとって『母一夜』お読みになられると思います。
皆さまにとって、水上文学がよい時間形成につながることを心よりお祈り申し上げます。(S)
チェコといえば
先日、海外からお越しの方々をご案内していた折に、本館3階にある「翻訳された水上作品」の説明でひと悶着(笑)がありました。私は、「水上勉は、まさに日本を代表する作家として多くの言語に翻訳されて、世界各国の方々に読まれていたんです」と口にしましたら、その時お越しのチェコの方から「チェコのものはありますか?」とのお話が飛び出してきました。流石に、チェコのものは見た事がないですねと簡単に思っていたら……なんと、ありました! しかも、私は英語のものだと思っていた本がチェコ語で書かれているものだとご指摘いただきました。いや、知らなかったので、「ない」と言ってしまった手前、なかなか恥ずかし思いをしてしまいました。その後、ご一緒していたデンマークの人が「じゃあ、デンマークのものは?」とかぶせてきましたが、デンマークのものはありませんでした。ですが、水上勉作品でデンマークといえば「アンデルセン幻想 あひるの靴」があるじゃないですか! すぐに紹介させていただきましたが、「読みたい。翻訳されていませんか?」との問いが……。
私もさすがに、どれがどの言語で翻訳されていてなどの情報は、ほとんど持っておりません。しかも、これって、とっても難しいのです。探してはいるんですが……。もし皆さまが、世界旅行にお出かけの際には、各国の書店をまわって水上作品がないかどうか、探してみてください。そこには、私も知らない一冊が眠っているかもしれませんよ。(S)
次はブンナ!
さて、何とか『土を喰らう十二ヵ月』の特別上映会も終了しました。会場は超満員(立ち見のお客様、申し訳なかったです)! そして駐車場も超満員(臨時駐車場がパンパンになっても列が途切れない時には、冷汗をかきました)! 大盛況の一日となりました。
しかし、その裏で、私はというと……腰をやってしまいました。あの大型スクリーンの重さときたら、私の腰を粉砕するのに十分な重量だったようで、映画上映の後の軽井沢イベント、そして館内案内など、まるでチンパンジーにでもなったかのような姿勢で歩き廻っておりました。この状態から、あと何日で人間に進化できるのか? 不安が残りますが、多くの方々から労りのメッセージやら差し入れをいただきました。ありがとうございます。
さて、次は若州人形座公演「語り部たちによる『ブンナよ、木からおりてこい』」の上演です。こちらは、今月末の30日(土)13時30分開場、14時開演です。こちらもどうぞ、よろしくお願いいたします。(S)


