チェコといえば

2024年11月14日

 先日、海外からお越しの方々をご案内していた折に、本館3階にある「翻訳された水上作品」の説明でひと悶着(笑)がありました。私は、「水上勉は、まさに日本を代表する作家として多くの言語に翻訳されて、世界各国の方々に読まれていたんです」と口にしましたら、その時お越しのチェコの方から「チェコのものはありますか?」とのお話が飛び出してきました。流石に、チェコのものは見た事がないですねと簡単に思っていたら……なんと、ありました! しかも、私は英語のものだと思っていた本がチェコ語で書かれているものだとご指摘いただきました。いや、知らなかったので、「ない」と言ってしまった手前、なかなか恥ずかし思いをしてしまいました。その後、ご一緒していたデンマークの人が「じゃあ、デンマークのものは?」とかぶせてきましたが、デンマークのものはありませんでした。ですが、水上勉作品でデンマークといえば「アンデルセン幻想 あひるの靴」があるじゃないですか! すぐに紹介させていただきましたが、「読みたい。翻訳されていませんか?」との問いが……。

 私もさすがに、どれがどの言語で翻訳されていてなどの情報は、ほとんど持っておりません。しかも、これって、とっても難しいのです。探してはいるんですが……。もし皆さまが、世界旅行にお出かけの際には、各国の書店をまわって水上作品がないかどうか、探してみてください。そこには、私も知らない一冊が眠っているかもしれませんよ。(S)

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