新刊図書のご紹介『楽園に降った死の灰』、『誕生石はムーンストーン』
2009年3月12日
『楽園に降った死の灰』(09年3月1日刊)、『誕生石はムーンストーン』(09年3月5日刊)の児童書2点を版元の新日本出版社よりご寄贈いただきました。
最初の『楽園に降った死の灰』は、楽園という言葉が当てはまるマーシャル諸島の中のメジット島に起きている異変を紹介しています。1954年、核実験場となったビキニ環礁から遠く離れてはいたものの、この島にも死の灰は降ってきました。著者は美しい写真と文章で楽園と思われていた島民の生活を紹介していますが、半世紀以上が過ぎた今も放射能という悪魔の活動は終わらない――。
2冊目、『誕生石はムーンストーン』は、しずくの家は喫茶店で名前は「ムーンストーン」。昼間は喫茶店、夜はライブハウス。店を切り盛りするママは精神不安定で、パパはガラス工芸が好きでいつしか家を出てしまった。そんなしずくの家に突然、ママの妹ミキちゃんが現れた――。
2点とも本館図書室ブンナの部屋にあります。ぜひご一読ください。(T)