2009年4月

櫓(やぐら)

2009年4月29日

一滴徒然草画像  一滴徒然草画像

一滴徒然草画像

先日、おおい町岡田地区の公民館の床下にしまい込まれていた、櫓(やぐら)が見つかったと連絡がありました。この櫓とは、村のお祭りのときに、高く組まれた台のことです。その上で太鼓を鳴らしたり、これを中心に円を描いて踊ったりするためのもので、大工だった水上勉先生の父、覚治さんが作られたものだそうです。

組み立てる前のしっかりとした角材には、寸法を計った墨の跡などが残っており、まだまだ十分に使えそうでした。教えて下さった区長さんを交えて、村の人々は腕のいい大工だった水上先生のお父さんの思い出話に花を咲かせていました。(T)

何の木じゃ

2009年4月27日

一滴徒然草画像  一滴徒然草画像

 ひと雨ごとに山の緑が鮮やかになります。
 葉っぱ一つもつけず、枯れ木のようだったヒトツバタゴ(ナンジャモンジャ)も緑の若葉に包まれ、その先に花芽を付けました。お天気がよくなれば、5月の連休には咲いてくれそうです。雪がかぶったように真っ白にはなりませんが、小さな白い花をつけた姿はなかなか見事です。(U)

ツツジの開花

2009年4月26日

一滴徒然草画像  一滴徒然草画像

今朝方は一時バケツをひっくり返したような土砂降りの雨でした。午後からも小雨の降るお天気となりました。

最近は庭の植物たちが青々としてきました。田植え間近の田んぼからは、カエルの鳴き声も聞こえてきます。早いところでは田植えも始まっているそうです。

庭のツツジが開花時期のようで、いっぱい紫色の蕾をつけています。日当たりのよい場所のツツジはすでに開花しており、どこかマラソンでフライングしたランナーのように思えます。(T)

実つけました

2009年4月25日

一滴徒然草画像  一滴徒然草画像

 先週の暖かさに惑わされず、よくぞ仕舞わず残しておいてくれました。石油ストーブの炎が有難い一日でした。
 この寒さに、文庫の木々の緑があざやかになったよう思いますが、その緑の中にうれしいものを見つけました。珍しくアンズの実が鈴なりです。このままいけば、秋にはおいしいものが作れそうです。先の長い話とお思いでしょうが、楽しみは長い方がいいんです。(U)

写生会(大飯中学校一年生)

2009年4月23日

一滴徒然草画像  一滴徒然草画像

一滴徒然草画像

今朝方はあいにくの雨模様でしたが、午後からは雨も上がり、予定どおり大飯中学校の1年生66名の皆さんが、文庫を写生しに現れました。大飯中学校は一滴文庫の隣にあり、文字どおりの「お隣さん」です。毎日元気いっぱいの校内放送が聞こえてきます。そんな生徒さん達が、本館の展示資料を興味深そうに見学したり、真剣な眼差しで文庫内の景色を写生したりしていました。

「佐分利川辺の子らに」と水上勉先生が開館した一滴文庫です。また気軽にお越しくださいね。(T)