2008年12月

ビナン・・・

2008年12月5日

一滴徒然草画像  一滴徒然草画像

 文庫のお休み処「六角堂」に、季節の草花、時には果実が添えられているのをご存知でしょうか。文庫の野山や自宅の庭で咲いている花を添えてもらっているのですが、名前を知っているものはほとんどありません。
 この赤くておいしそうな実の植物も初めてお目にかかりました。サネカズラ(実葛)、別名ビナンカズラ。ビナンは美男と書きます。今まで文庫になかった言葉のひびきなので、六角堂に飾ってもらいました。
 ここにいると、いろんな草花が目に止まります。特に観察しているわけでもないのですが、それだけ、心が落ち着いたのでしょうか。(U)

柿渋を塗る

2008年12月4日

一滴徒然草画像  一滴徒然草画像

 ポカポカとあたたかい小春日和の午後、学芸員のTさんは、本館のテラスの前で、床机を横に立てて何かを刷毛で塗っています。
 お椀の中の塗料は、たとえばリンゴジュースのような感じの液体で、ニスやペンキの類ではなさそうです。
 正解は「柿渋(かきしぶ)」でした。塗ってからしばらくは少し匂うのですが、何度か重ねて塗ると、何とも穏やかな自然な光沢が出てきます。そういえば、昔、番傘などに塗られていた撥水効果のある塗料は、この柿渋ではなかったでしょうか?(N)

山吹色に

2008年12月3日

一滴徒然草画像  一滴徒然草画像

一滴徒然草画像

朝から好い天気で一日が始まりました。庭のモミジは、美しい真っ赤な葉を沢山散らし、見納めの時期となってきました。
文庫から見渡せる低い山々が綺麗な山吹色に変化してきてきています。
送電線がそびえ立つ文庫の裏山は、紅色や黄色や深緑色にと色づいて、この混ざり具合を遠目で見ると、とても美しい山吹色に見えてきます。
ものの本によると、古来、山吹色は黄色を表す代表的な色名だそうで、後に大判小判の黄金色(こがねいろ)も山吹色と呼ばれるようになったそうです。
周りの景色がなにやら大判小判を秘めているように見えるきょうこのごろです。(T)

冬の味

2008年12月1日

一滴徒然草画像  一滴徒然草画像

 夏に白く小さな花を咲かせて、12月の実りを期待させてくれた冬イチゴが、真っ赤な実をつけてくれました。人目につかない場所なので、まだ手付かずのようです。
 甘酸っぱいというより、酸っぱい甘いという味で、果実酒にすれば美酒ができそうですが、食べるが先の珍入者がいますからね。(U)