11月2008
蟹(カニ)さん
六角堂で、「明日は11月30日。また、月末の棚卸だ。」と、何気なく目の前の盆に載っている竹細工の蟹(カニ)を数えてみたら、「1、2、3・・・12匹」。何度数えても12匹なので、「前月末に14匹。今月は、確か1匹が売れたので、残るのは13匹のはずだけれど・・・」と不審に思って、スタッフのだれに言うともなく、「カニさんが1匹足りないようだけど、何処かへ歩いて行ったのかなあ」と声に出すと、(テーブルの下の床がよく見えるように)スタッフの一人が陳列台を引出してくれました。
うす暗い足元に目を凝らすと、なんと、カニさんが1匹潜んでいたではありませんか!
あまりに良くできたお話ですが、事実です。(N)
※ 目を離すと出かけてしまいそうな竹細工のカニさんは、1匹500円でお分けしております。
マイカー
椿と山茶花
虹
蹲(つくばい)
新刊図書のご紹介『十一月は変身!』
マダケは十一月に伐れ
タイトル 新刊図書のご紹介『カワセミ』『アカショウビン』
児童書『カワセミ』(2008年11月15日刊)と『アカショウビン』(2008年11月15日刊)を版元の新日本出版社よりご寄贈頂きました。
まず『カワセミ』は、著者の撮った迫力ある写真と情感豊かな文章でカワセミの生態を紹介した写真絵本です。
高麗川で見たエメラルドグリーン色のカワセミはどんな宝石よりも美しく、この鳥の写真が撮りたいと作者は初めて思ったそうです。
2冊目、『アカショウビン』も同じ著者の作品です。東南アジアから子育てのために日本に渡ってきたアカショウビンの生態を、北海道千歳の森で撮影したいきいきとした写真で紹介しています。
20年以上前に撮影したアカショウビンの写真ですが、この森では10年ぐらい前から、全く姿を見ることが出来なくなったそうです。東南アジアのほうに大きな変化があったのではと心配し、再びアカショウビンが帰ってくる事を願っているとつづられています。
2点とも本館図書室ブンナの部屋にあります。お立ち寄りの際にぜひご一読ください。(T)
ヤーコン?
文庫で扱っている竹紙は、二人の方が漉いておられるわけですが、先日も、紙の違いをお尋ねになるお客さまがいらっしゃいました。
今回も絵や書の趣味をお持ちの方だろうと、違いをお話ししていたところ、「ヤーコンで作ってみよう」と一言。調べてみたところ、お客様の町で、特産品として栽培されている南米原産の根菜「ヤーコン」のことでした。
ダイエット、血糖値を抑える、整腸など優れた健康効果を持つ野菜で、全国の町おこしに一役かっているようです。ヤーコンの茎から繊維を取り出して、ヤーコン紙を作った高校生もいるそうです。
どんな紙に仕上がるのか見てみたいものですが、ヤーコンの味も気になります。(U)
(写真は竹紙です。)