東京での一幕

2013年2月3日

  

 

 暫く一滴徒然の舞台から消えておりましたが、ようやく復帰させていただきます。
 先日まで、文学館担当学芸員研修のため、東京の日本近代文学館さんにお世話になっておりました。数日間の研修でしたが、内容も素晴らしく充実しており、学ぶべき事の多さに驚かされました。今後は、この研修の成果をどのような形でこれからの業務に反映させていくのかを充分に思考し、職務に臨みたいと考えております。
 ついで…と言っては何ですが。期間中、時間の許す限り文化施設や文化事業の見学にあたってきました。詳しくは、今後の機会があるときに記載しようと考えておりますが、気になったことを一点だけ徒然なるままに記載してみます。
 それは、ある文化施設での一幕でした。自分と同じように地方から東京に来ていたご夫婦らしき方が、あるコンサートにて一言発した「やっぱり東京は凄い!これが文化だよ。地方には文化なんて無いもんな~…。」という言葉が小生の耳に入ってきました。なんだか、少し寂しくなるような一言でしたが、心のなかで「文化(文化と文明とは全く意味が違いますので、お気を付け下さい)って、人間の集団としての行動様式(この辺は、以前の徒然で詳しく書きましたので、簡単に書きますね)のことだから、人が住んで生活の空間があるなら、たとえ人口の少ない都市でも確かに文化が存在するんですけど…。ただ、地方には派手な文化施設や文化様式は無いかもしれませんが、大都市にはない素晴らしい文化が確かに息づき、その存在に気が付くかどうかはその人の心次第ですよ。是非、機会があったら一滴文庫に足を運んでください。絶対に地方文化の素晴らしい存在を認識していただけると思いますよ。」と、考えていました。実際にそのお二人とお話しをすることはありませんでしたが(下手にしてたら喧嘩になりかねないですからね)、このように考えている人間もいるということを、この徒然に目を通した方だけでも知っていて頂けるといいのかなと考えています。皆さんはどのように考えますか?(S)

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