ここでの経験を
2019年4月27日
あれは、先日のことです。
とあるお一人で来館のお客様、本館に入るといきなり「お~これは! いかんな~これは、一日中ここにいそうだ」と、ひとり言。その後、小生をつかまえて水上文学についてのお話が切れることなく一時間以上。それから、昼食で六角堂に向い、そこでまた六角堂スタッフに色々なお話。また本館に戻ってきて、展示のご見学、お話、竹人形館、お話、くるま椅子劇場に足を向けて、お話(若干、順番が入れ替わって…)‥‥‥。さすが、最初の宣言通り、ほぼ一日ご滞在いただけました。
本展示では、これまで展示の常識としてひとつのキャプションに文字は200字程度まで! という考えを持っておりましたが、それなりの組み方をしていると、文字の分量が多くても、結構な時間をかけて読んでくれる人が多いということを感じております。そして、しっかり文字を読んでくれた人は、結構な確率で前述の方のように、それをネタとしてうれしそうに職員に話しかけてくれます。
本当に、ここ一滴文庫に勤めていると、他の施設では考えられないような経験を沢山させていただけます。そして、様々な考えに触れることができます。ここでの経験を、今後どのように活かしていくのか…資質が問われますね。(S)