2024年1月

知恵比べ

2024年1月27日

 現在、一滴文庫は大きな問題を抱えています。

 はい、今も本館事務室からは異臭が漂って……。

 実は、本館の屋根裏に獣が住みついてしまったようで、その対応にテンヤワンヤな状態なんです。さすがに野生の臭いは強烈です。しかも、害虫の発生にもつながります。

 と、いうことで、屋根裏や竹人形館横に数日前から小さな檻を設置して、捕獲作戦がスタートしました。だがしかし、もう幾日か経過しましたが、檻の門が閉じた形跡がありません。逆に、馬鹿にされたかのように、檻の横でフンされていました(笑)。

 獣と学芸員の知恵比べです。

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 勝てる気がしません。

 そして、雪に残された足跡! この子でしょうか。う~ん、平穏な状況の中で仕事が出来るのは、いつになることやら。(S)

*事務室に脱臭ポットを置いておりますが、まったく役に立っていません。気休めにもなってません。獣が外から帰ってきた途端に、部屋の中まで獣臭が広がっていきます。

ついに降った…

2024年1月24日

 どうですか? この雰囲気のよい雪景色!

 まぁ、このような写真をご覧になられた方からよく「綺麗な雪景色ね」とか「流石、雰囲気抜群ですね」などのお声をいただける一滴文庫の冬の装いなんですが……。これがまた地獄なんです(笑)。

 朝から限りなく続く雪かき。そのたびにビショビショになり、寒さで凍える。そんな状態では仕事にならないので六角堂のダルマストーブ前に留まる。体が乾いた(温まった)ころには、道が雪でふさがれる。そして、また頃合いをみて、雪かきをスタートする……。まるで三途の河原にて、積み上げた小石を鬼に崩されている気分です。ですが、まぁ、お客様も来てくださいますし、気を抜くわけにもいきません。

 今年は雪が少なくてラッキー! ってくらいに考えておりましたが、たまに降るとドッと疲れます。さてはて、こんな状況、あと何日続くことやら。(S)

金閣炎上

2024年1月20日

 先日、諸々の所用があって舞鶴方面をぷらぷら(お仕事ですので、ぷらぷらという表現はちょっとまずいかな)してきました。さて、その用事のひとつは、『金閣炎上』に関することです。舞鶴といえば、金閣寺に火を放った林養賢さんの出身地ですね。ということで、林養賢さんの出生地(附近)や墓所、そして通っていた田井の小学校跡地(もう別の建物が建っていました)などを散策してきました。

 水上勉と三島由紀夫という二人の文学者が書いた【金閣寺】の放火事件。それをヒントに巡る関係地(これが所謂、聖地巡礼というやつですか)。なかなかでした……。しかし、これは、事前に知っている人に教えを乞わないと、絶対にわからないような場所。今回本当にいい経験になりましたし、新しい知見が手に入りました。

 今まで、金閣関係はあまり調べてなかったのですが、いい機会にあたりました。さて、いつかの企画展に今回の調査を反映させる段取りを組もうかな。先が楽しみです。

 ちなみに、写真は、田井の漁港。林養賢さんが通った学校の目と鼻の先です。(S)

久しぶりの晴天

2024年1月17日

 こんなに気持ちの良い青空は、久しぶりな気がします。

 なんとも清々しい気分です。こんな天気の日には、やっぱり竹紙漉きです(いや、何で!)。

 本日も、本館となりの茅葺館付近で、竹紙漉きの先生が新春竹紙漉き初め(?)をおこなっておられました。もちろん漉上がった竹紙は天日干しですね(だから天気のいい日は竹紙漉き!)。本館の軒先で太陽の光にあてられる竹紙は、なんとも気持ちよさげです。昔、先生から「冬の冷たい水で漉きあげた竹紙は、ややピンクがかった綺麗な一品に仕上がるの」と教えていただいたこともあり、今回の作品がどのように仕上がってくるのか、今から楽しみでしょうがありません。

 皆さまも一滴にお越しの際には、是非一度その手で竹紙の肌触りをお確かめください。新しい発想が生まれるかもですよ。(S)

荒れアレの一日!でも…

2024年1月13日

 今日は一日、荒れました。突風、雨、霰、激寒、と思ったら晴れてきて、また雨。大変な一日でした。

 ですが、そんな厳しい環境(笑)のなかでもお客さまは、来てくださいます。

 本日お越しの一団さんは、本館に着くなりストーブを囲んで「ここから離れられないなぁ~」のひと言。そこで、私もその輪の中に入り、簡単な説明をさせていただくと「いや、そんな説明されたら、すごい見たくなってきた! しょうがない、寒さを我慢して見学行ってきます」と、言われて、展示室にGo! それから、しばらく展示室から出てこられませんでした。本館を後にする直前、「寒さを忘れるくらい面白かった。解説の文章も、ぜんぶ目を通しました。すごく分かりやすく、そして楽しんで読むことができました。これは、心からすごい場所だと、関心しました」との感想をいただきました。

 ですが、本館を出られたとき、外は大荒れ。それでも、竹人形館と劇場は、是が非でも見て帰ると宣言してお進みになられました。

 園内は、大風の影響で、小枝や杉葉などが散乱状態、しかも雨と霰で滑りやすい。それでも、臆すると来なく進んでいく様は、本当に楽しんでいると感じることができるものでした。

 うれしいですね、それだけ喜んでもらえるということは! さて、1月も半ばに差し掛かりました。残りも気を抜かず、頑張っていきましょう。(S)