2023年12月

今年も一年お世話になりました

2023年12月28日

 本日で今年の営業も終了です。一年間、皆さまには本当にお世話になりました。この場をかりてお礼申し上げます。

 さて、いろいろあった一年でした。思い起こすと……いや、長くなるので止めときますが、一番心に残ったエピソードだけ。

 あれは少し前のことですが、お越しになられたお客様とお話させていただくと、かなりの文学マニアさんという雰囲気を私は感じ取りました。その方とお話させていただくと、とても興味深い一言が!

「考えは言葉となり 言葉は行動となり 行動は習慣となり 習慣は人格となり 人格は運命となる」

ご存知の方もおられるかと思いますが、サッチャーさんのお言葉ですね。その方は、「水上先生がお考えを言葉として紡ぐことだけではなく、その言葉(お考え)を行動に移してくださったから、私とあなたはここでお出会いすることができたんですね。今日は良いお話(一滴文庫の創建にまつわるお話をさせていただきました)を聞かせていただきましたので、この言葉を贈ります」と言って、教えて下さったのが上の文言です。

 博識な方というのは、サラッとすごい言葉が口から出るものです。しかも、その状況に上手くあわせた言葉のチョイス! すごいものです。まったくもって感銘を受けます。

 というエピソードを本年最後の徒然草の一節とさせていただいて、また年が明けました1月の4日(木)から開館させていただきます。

 皆さま、良いお年をお迎えください。

 そして、また来年も一滴文庫にお越しください。2024年、皆さまのお越しをお待ちしております。(S)

この成果を、どこで……

2023年12月24日

 先日、とある方から文庫資料に関するお問い合わせをいただきました。だがしかし、正直、私にも「えっ、そんな資料文庫内のどこにあるの?」という程度の認識でした。今回問い合わせをいただいた資料なんですが、どうやら2006年に文庫で展示されたとして新聞の紙面上に掲載されていたもの。しかし、文庫で展示される資料の中には、借り受けたものなどもあり、いまだに所蔵しているかどうかわからないものなどもあります(まだ、膨大な資料の整理が追っついていなくて、わからないものも多いのです)。そこで、資料をひっくり返す勢いで(笑)調べてみました。

 すると、出て来る出て来る! 重要な資料(お問い合わせにあった資料も)が山盛り見つかりました。これは、今後の展示にも活かせる! と、私は内心大はしゃぎ。

 年末の大掃除じゃないですけど、やはり資料の確認は重要ですね。これからも、一歩一歩地道に確認作業を進めていきたいですね。その成果は、いずれまた皆様に。(S)

十二月は、走り去っていきますね

2023年12月21日

 もう気がついたら十二月も終わりがみえてきました。早いですね。

 気がついたら、庭園のお花もサザンカとツバキに様変わりしております。冬ですね。

 と、いうことで、毎年冬恒例の一滴通信が先日発刊されました。本号も盛りだくさんの内容となっております。是非一度、手にしていただき中身に興味をもっていただけましたら幸いです。

 さて、本年あと何回徒然草を更新するのかわかりませんが、最後は今年を振り返るものにしたいですね。今年の思い出‥‥‥‥‥いっぱいありすぎて、どれを書くか、今から悩んでおきます。(S)

ついに降りだしました

2023年12月17日

 本日、ついに雪が降りました。まだ若狭では積りはしないでしょうが、例年より少し早い降雪です。しかし、先日までの暖かい日々から一変の環境ですから、園内大慌てです。さて、何が大慌てなのかといいますと、今回あげているお写真三枚ですね。草花にお詳しい方なら「あら、前に撮影した写真かしら?」と思ったことでしょう。いやいや、これ、二日くらい前に撮った正真正銘真冬の写真です。「高砂百合:夏」「ミツバツツジ:春」「タンポポ:春」に咲く花ですね。

 これらの花を、園内で見つけたときの職員の頭には「?」が連続でうかんできてました。狂い咲きとはいいますが、雪が降る直前に咲くこともないのになぁ~と、なんだか自然の悪戯に化かされた気分です。

 さて、一滴もこれから完全に冬モードです。こうなると、ブンナの部屋と茅葺館のコタツが力を発揮します。そして、六角堂のダルマストーブ! エアコンでは絶対に感じることができないような、内側からポカポカする感覚を味わいませんか。今年も残すところ、あと2週間弱です。今年を気持ちよく終わらせるためにも、一度一滴文庫で温まりませんか。皆さまの年内最後のお越し(もちろん、何度でもどうぞ)をお待ちしております。(S)

カメムシ・コタツ礼賛

2023年12月9日

 春か! と、勘違いしてしまいそうなくらい暖かな一日でした。

 そうなると、お客さまの足音も多く聞こえてきます。しかし、本日もっとも多かったお客さま(?)は……カメムシさん御一行です。

 どれほど館内で確認した事でしょうか。本日お越しの子どもさんたち「あ~ここにも! あそこにも! カメムシいっぱい。ぎゃ~」と笑いながら対応する地元の子たち。一方、他所からお越しの子どもたちはというと「えっ、何このムシ、いっぱいいる。わ~くさい! ギャー気持ち悪い」。

 慣れというものは、怖いものです(笑)。

 さて、そんな一日でしたが、もうすぐ目の前に雪の脅威が迫ってきております。そろそろ、冬支度を終わらせて、思う存分冬を堪能したいところです。

 あっ、先日、コタツを設置しましたよ。今日も、子どもたちがこぞって潜り込む人気スポットと化していました。日本の冬、コタツっていいものですね。(S)