訃報

2017年8月16日

 先日の新聞紙面などでご存知の方も多いことかと思います。若州一滴文庫創設からこれまでずっと当館がお世話になり続けていた渡辺淳先生が8月14日にご逝去されました。本日、文庫にいても、何だか支柱が抜けたような感じで館自体がフラフラと揺れている気さえしています(揺れているのは人間の方か?)。
 小生は、まだ6年程度しか文庫で活動しておりませんが、その存在の大きさはそこかしこで感じておりました。毎年の講演でお聞きする水上先生との思い出話や、文庫の庭園や建物の由来、先生ご自身のお話などなど。思い出すだけで目頭が熱くなる思いです。しかし、まだまだお聞きしたいことも多かったのに、何故時間のあるときに聞かなかったのかと、力不足で怠惰な自身の身上を悔やんでも悔やみきれないことばかりが頭をよぎります。本当に、まだまだお元気でいてほしかった。
 こんなことを書くと、先生からまた電話がかかってきて「Sさん、ワシのことは、いかんで~。恥ずかしいわい。笑笑笑」なんて言われそうです。徒然草に気になることがあったらいつも、すぐに電話がかかってきて「Sさん、今日のは特に面白かった(特にといっても、週に一度くらいは電話かかってっきてましたけど)。あんたのいつも面白いなり、読みごたえあるなりで、ええわぃ! 一滴の徒然草見るの毎日楽しみや」って言っていただいてたんですが……。徒然草一番のヘヴィーユーザーが逝ってしましました。残念でしょうがありません。(S)