2016年10月

水上作品の舞台と出会い

2016年10月14日

    朝から晴れわたる気持ちの好い一日でした。
   
大きな腹の雌カマキリが凍えた体を温めるため、陽射しの強い石畳や板塀につかまっていたので写して来ました。きっともうしばらくすると、このカマキリ達は文庫のあちらこちらに苦労して卵を産み付けるのだと思います。
 水上勉が苦悩して生み出した代表作品の一つに「五番町夕霧楼」があります。先日その作品の舞台となった京都五番町にあった遊郭「夕霧楼」の創業者の御息女が来館され、本館の展示を見学されました。その方は88歳のお婆さんで、高齢のため息子さんが付添う車椅子でしたが、品のある京都人でした。その方がこんな事を話してくれました。「遊郭をやめて、芸子さんだけにしたのは私の代からです。昔、水上先生とお会いした時に、貴方たちが五番町で遊郭を営んでいてくれたから、私は『越前竹人形』や『五番町夕霧楼』などの作品を書くことが出来たのですよ。と水上先生から話してもらったことがある。」と話してくれました。
    
今日の文庫は、午後から滋賀県大津市から「絵手紙教室」の団体様が観光バスで来館され、にぎわいました。(T

十千

2016年10月13日

 昨年、文庫の庭に仲間入りした栃の木から新芽が出てきました。根付いてくれたようで、これであとは実を付けるのを楽しみに待つだけです。が、現在背丈が約30㎝ほど、花が咲いて実を付けるまで何年かかるのでしょうか。桃栗3年で済めばお目にかかれそうですが、どうもそうはいかないようです。文庫で栃の実拾いが開催されることを願うばかりです。(u)

ドングリ(団栗)

2016年10月12日

    朝方晴れていましたが、午後から急に冷たい雨が降りだし寒くなりました。
   
台風が日本列島を過ぎ去るごとに寒くなり、タンスに仕舞い込んでいた長袖をひっぱり出してきて着ています。写真は文庫脇の山沿いにドングリが沢山落ちていたので写してきたものです。ドングリ(団栗)は、ブナ科のカシ・ナラ・カシワなどの樹木の果実の総称で、種子じゃないようですが、上手に育てると発芽するそうです。
 今日の来館者の中に横浜から来られた夫婦がありました。「一滴文庫に来たかったんです。夢が叶いました」と話してくれました。(T

当分の間、寒さが続きます?

2016年10月10日

 お客様の装いもすっかり秋という感じで、事務所の中は私一人だけということもあったからでしょうか、天気がいいのにもかかわらず、室内の温度は上がりませんでした。この一週間はこの状態が続きますので、姿が消えた職員への御用は来週にしていただくと助かります。来週には熱さが戻るでしょうから。
 職場もそうですが、布団の中も暖かいものが恋しくなります。六角堂の囲炉裏に炭を、布団の中には純毛の塊を入れましょう。(u)

こんな寒い日に

2016年10月9日

 朝から、肌寒いをこえて、寒い! 一日。でも、とても心温まる一日でした。
 こんな薄暗い日に、なぜか? と聞こえてきそうですが、実は朝からお客さんが絶えない一日。面白かったのは、子どもさんが大漁(笑)で釣れた日だったんです。お父さんやお母さんに連れられて劇場ホワイエの展示を見に来た家族もいれば、スタンプラリーのスタンプを探しにきた子どもさんまで。中には、お父さんが入口の入館規定を見て「げ…入館料が必要なんだ…、よし! お前たちだけで行ってスタンプ押して来い!」という会話が複数回聞こえてきました(笑)。大丈夫ですよお父さん。よく見てください。入館料が必要なのは本館展示室と竹人形館とちゃんとうたってますよ。こんな場合に子どもに行かせるとは……これも時代でしょうか。でも、なんとなく心癒されました。
 と、そんなことばかりではありません。写真をご覧ください。実は、数か月前、一人のお客様とだいぶ長いことお話をさせていただき、楽しい一日を過ごさせていただきましたが、その時のお客様が再来館してくれました。しかも、お土産まで携えて。門のところで、お顔を拝見して、すぐに記憶がよみがえり、あぁ…あの時の! と反応できました。今日は、お時間があまり無いようでしたので、あまりお話もできませんでしたが、またすぐ来るよと一言添えて帰っていかれました。これは、嬉しいですね。お土産をいただいたということは…さて置いて、まぁ、ここは小生のホームグラウンドではないので、たまに「君に会いに来たんだよ」というお客さんが来てくれることは、新しい知り合いができたようでうれしくなるものです。
 ちなみに、小生は明日からしばらく一滴不在とさせていただきます。会いに来てもおりませんので、探さないでやってください。(S)