2016年7月

思いは

2016年7月14日

 長屋門受付前の路上に舞い降りた小鳥が一羽。人の視線を気にするそぶりも見せず、小首を傾げて何かを見つめています。久しぶりに降り立った地上の風景がいつもとは違うと感じているんでしょうか。久しぶりと言えば、一滴文庫の開館日以来というお客様がいらっしゃいました。竹人形館も劇場も六角堂もまだなかったときですが、当時の文庫の息吹は聞こえたようで、立ち止まって文庫を眺めていらっしゃいました。
 ふっと思いだし、訪れたくなるのが一滴文庫です。(u)

忙日

2016年7月13日

  何ということでしょう。朝からバタバタと走り回る一日となってしまいました。本当は、もっと優雅に一日を過ごそうと目論んでおりましたが……夢と消えました。

 しかし、もちろん忙しいことは良いことです。取材の受け入れや、8月に予定している見学の下見、そしてとある劇団の出演者様など、色々な人たちとお話させていただきました。(S

夏真っ盛り

2016年7月11日

    陽射しの強い暑い暑い一日でした。
   
朝、庭の掃除をしていると、毎年この時期になると必ず見かけるキノコや虫を見つけました。アンパンほどもあるジャンボキノコは毎年同じような所に生えてきます。クワガタムシも雑木林の木を何本かくまなく探すと見つかりました。うるさい蝉は樹木のそこらじゅうで見かけます。夏は暑いだけじゃ駄目で、蝉やクワガタ、大きなキノコを見かけないと夏らしくありませんね。海水浴客が若狭のビーチに増えてきました。庭の百日紅も咲き始めたし、若狭は夏真っ盛りです。是非、こんな一滴文庫で暑い夏を過ごして見てください。きっと良い思い出づりが出来ると思います。(T)

囲まれて

2016年7月10日

 ここに根を下ろして20年、年3回も花を付けた時もありましたが、今年こんなにたくさんの蕾を付けようとは思いませんでした。私が初めて見たときは、雑草といっしょに刈られたり、踏みつけられたりして風前の灯でした。それから、柵をして、雪囲いをして、固い地盤を掘り下げて移植もしてやりました。近年、あまり伸びなくなり、蕾の付きも悪かったので、今年は教えに従い杭状の肥料を打ち込んでやったところ、新芽が伸びてそこから次々蕾が付きはじめました。初めて「満開」という言葉がつかえます。上から写真を撮ってばかりだったので、青空に向かって伸びる姿を撮ってみました。まぶしいくらいに輝いています。本来、花とはこんな姿を言うんですね。たくさんの仲間に囲まれて楽しげです。どうぞ、満開のバラを見てやってください。(u)

良縁結ぶ

2016年7月9日

 ここ数日、文庫は多数の良縁に恵まれております。ここでいう良縁とは、興味津々で熱心な客様方の来訪のことです。
 本日は、朝からお客様の足音が絶えず、団体様も複数、個人様もひっきりなし。そんな中でも、70過ぎた同級生グループの皆様、最後に記念撮影をご希望で長屋門に集まりシャッターをお願いと頼まれてみると、どうやらお独り足りないご様子。あれ、〇〇君は? と探し出したら、「〇〇は、まだ本館から出てきてないよ。あいつは文学青年だからね~。興味が尽きないんだ」と、皆様ある意味あきれ顔(あいつは昔から…という、なつかし顔かな)。本館からのっそり出てきた〇〇さんは、皆を待たせてもなお満足顔。皆様「ここの雰囲気じゃあ、〇〇にとっては天国だな」と、友達の趣味を茶化してまた満足顔。70過ぎても良いご関係、周囲に同年代の人間がいない小生からしたら、うらやましい限りです。
 そしてもう一つ、それは数日前に大阪からお越しいただきました親子様。お母さまと少しお話をさせていただきましたら、なんだか娘さんの方も話に乗ってきて、最後に娘さんが「飢餓海峡」をご購入。ん~結構、読むのも時間がかかりますよと言ったら、大丈夫ですとのお返事をいただきました。こんなに若い読者さんが水上作品に触れてくれるとは、お客様とはお話してみるものですね。これももちろん良縁というものです。
 さらに最後のもう一つ、これも数日前のことですが、ご夫婦で本館の一滴文庫略年表を見学中に奥様が「やっぱり199〇年の、この人形劇をあなたと見たのよ。」と言うと、旦那様が「いやいや、この年だとまだ結婚してないだろ。この先の199〇年の分だろ」、奥様「……あっ、そうかもね。そうだったかもね……。う~ん、でも懐かしい」との会話がチラホラ聞こえてきました。会話の言葉とは裏腹に(笑)、何とも楽しそうなお顔を拝見して小生は一安心(笑)。その後も、ご夫婦仲良く昔の記憶を確かめ合いながらの見学風景は、まさに良縁。

 人と人、人と本、人と施設(昔の記憶)。それぞれをつなぐご縁の媒体として、どうやら一滴文庫の使命もまだまだ尽きることはないようです。(S)