2016年2月

作家志望

2016年2月12日

 まだ気温は低いですが、陽射しのある一日でした。 
 
先日、リュックサックを担いだ背広姿の盛年男性が、文庫本館で私に問いかけてきました。彼は『水上勉の書いた「越前竹人形」に出てくる「竹人形」とはどういったものだったのですか?』と携帯で繋いだインターネットの竹人形画像を私に見せながら話しかけてきました……。いろいろ会話が進むと事情が解り、彼はわざわざ佐賀県から来たプロの小説家を志望する作家さんだということが分かりました。いま「人形」を題材にした作品に取り組んでいて、水上作品(特に「越前竹人形」)に興味を持ち作品の舞台背景を調べに、一滴文庫に来たとのことでした。私は彼がプロの小説家を目指していることを聞き、夢を追う彼の姿がとても素敵に見えました。彼が水上勉著書コーナーの数百冊の作品を眺めながら、『こんなに沢山書いたんだ、やっぱり水上勉は凄いわ!』と心から感嘆している姿を目にしました。彼は何度か自分の作品を投稿して、賞を貰ったこともあるそうです。彼のプロになる夢が叶うときももうすぐのようで、応援してあげたくなりました。(T

営業再開

2016年2月11日

 文庫の体験教室が結構知られるようになったようです。この寒い時期は定期開催のお知らせはしていないのですが、竹紙漉きや勾玉作りの問い合わせがあります。青空の下、遊びに来てくれた子供たちから「竹紙漉きはやっていませんか」と、残念、今日は竹紙工房はお休みの日なんです。地元の子たちは授業で体験してくれるので、それを覚えていてくれたらしいのです。
 ぼちぼち春の気配も感じる頃となりました。副業もそろそろ開始せねばなりません。(u)

別の種

2016年2月10日

 今朝は冷え込み、自動車のフロントガラスに霰が積もり凍っていました。
 
2月に入り文庫の庭の花も少なくなり、赤い椿の花と白い梅の花がチラホラと咲くだけとなりました。茶色い葉と空に伸びる枝が目立ちます。そんな樹木の枝先には、春や夏に実らせた実が枯れて種になっている物があります。写真は沙羅双樹の枯れた実で、この殻の中に柿の種みたいな形の黒い小さな種がいっぱい入っていました。文庫には色々な樹木があり、こんな種探しも楽しみの一つです。(T

狙いを定めて

2016年2月8日

 夕日が山陰に隠れた庭でパチンパチンと音がし始めました。藤の実がサヤからタネを飛ばしているんです。小鳥たちについばんでもらえないので、自分で割ってタネをまいているんです。碁石のようなタネですが、中は白く結構やわらかいです。写真を撮っている間もタネを飛ばしていますが、なぜだか周囲にばかり落ちていきます。タネも人を見る目があるのでしょうか。私がタネの立場になれば集中砲火するのは間違いなしですが。土にまいておくと結構芽が出るようです。ご入り用であればお好きなだけ持ち帰り下さい。(u)

一目なりとも

2016年2月7日

 久し振りに(笑)大入りな一日でした。やっぱり、文庫内に活気が溢れているのは良いですね。朝一の団体さんから始まって、個人のお客様、そして地元のお客様、なんとも楽しい一日になりました。
 そんななかでも、朝一にお越しの団体様。到着が9時ジャストということでしたので、本日の朝は大忙し。開館と同時に到着のご予定なので、それまでに園内の清掃、各部屋の暖房準備などなど……終わらせなければならないことに走り回っておりましたら、劇場の照明を付ける段で気が付きました! 朝一の劇場ホワイエの床が冷たいこと。これでは、まるで氷に足をのせるようなもの。これはいけない! と、急に思い立ってストーブを設置。これなら多少は暖が取れてお客様も劇場を堪能してくれるに違いないと、内心(自身の心尽くしに)ほくそ笑んでいたら、どうやら本館と竹人形館で予定の時間を全て使ってしまったらしく、ほとんどのお客様が劇場までたどり着けずじまいでした。まぁ、団体様なので時間の融通は着けにくいかと思いますが、できれば一目なりとも見て行って欲しかったですね。これだけの劇場、たぶん他では見る機会もないでしょうから。(S)