2015年11月

火のある場所は

2015年11月25日

 今日は午前午後合わせて100名を超えるお客様に来ていただきました。同じ団体様なんですが、一度に100名はお迎えする方もおいでいただく方にも大変なので、ご無理を言って午前と午後に分かれていただいたのです。特に午後は60数名になりました。これだけのお客様だとさぞかし賑やかだろうと思われるでしょうが、午前に比べてやけに静かでした。もとより文庫は騒々しいのは苦手ですが、人影がまばらなのでどうしたものかと、ある場所を覗いてみるといらっしゃいました。お休み処の六角堂が満席なんです。それもそのはず、昼から薪ストーブに火を入れたので、文庫で唯一暖房がある場所となったんです。薪ストーブの燃え上がる炎が人を引き付けたんでしょうか。エアコンの暖房とは違います。以前のストーブより一回り小さいサイズとなりましたが、窓から炎が見えるタイプにして大正解とひとりほくそ笑んでいます。(u)

聞こえてきたのは……何だったの

2015年11月23日

   

 本日、連休最終日ということもあり大勢の来館者をお迎えすることができました。そう、サボる暇もないほどに……。
 と、冗談はさて置いて、先日本館展示室につめていたら、企画展「日本の原風景」を見学中のお客様の声が何やら聞こえてきました。

 

「そうだ、これだ! 水上作品のなかにはおじいちゃんおばあちゃんから聞いたような、時代をみるような、何か分からない懐かしさを感じていたけど、これだったのか。」

 

企画展の何か(どのパート)に得心されたご様子。ほほぉ~これは、少しお話でもさせてもらいましょうかと触手を伸ばそうとしておりましたが、別件の用事がタイミング悪く入ってしまい、あえなく断念。まぁ、でもこれだけ感心してくれているのなら、企画展に設置しているコメント欄に一筆あるはずと思ったら……こちらも記載なし。むむむっ、せっかくのチャンスを逃してしまったようです(結局、何に得心されていたのやら)。
 今回の企画展、少しこれまでとは趣を違えておりますので、なかなかコメントの記載もありません。せっかく、苦労に苦労を重ね、耐え難きを耐え、忍び難きを忍んでの企画だったのですが……。反応の鈍さと諸々のタイミングの悪さに焦りさえ覚えます。何ともはや、難しいものです。(S)

剪定と雪吊り

2015年11月22日

    良いお天気でしたが、気温はさほど上がらず寒かったです。
   
庭木を馴染みの職人さんに剪定してもらっています。劇場門の脇に生える松の木には写真の様に雪吊りがほどこされました。あとは雪が降るのを待つばかりです。庭の他の松もボサボサでしたが、こんな見栄えのする姿に剪定してもらいました。盆栽などには興味はありませんが、遠目で見ても松はスッキリし、松の木自身も気持ち良さそでした。久しぶりの散髪でリフレッシュした樹木たちでした。(T

一滴民俗カフェ

2015年11月21日

 本日、一滴民俗カフェの臨時開設です。今回の企画展「日本の原風景」にあわせたイベントとして実施。独特の風土をもつ、この若狭おおいの文化探訪という気持ちで、興味のある方々と珈琲の香る六角堂でお話しをと思っていたら……皆様、ご注文は「しょうが湯」。これでは一滴民俗カフェではなく、一滴民俗喫茶。そう、これはもはや和風です。もう少し異文化の香りを漂わせた会と考えておりましたが、いたしかたないことでしょうか(笑)。まぁ、内容的にも柳田國男や宮本常一という若狭を探訪(調査)した民俗学者の話や、若狭地域の民俗事例からの〝おらが村”の話(事例紹介?)。結果的にはウチウチな会でしたから。それに、日本では民俗学と民族学(人類学)は別物です。おっと、この辺の話は長くなるので控えます。もし、聞きたいとご所望の方がおられましたら、一滴にお越しいただき(S)を捕獲して下さい。とりあえず、説明させていただきます。(S)

断水

2015年11月20日

 今日は漏水の復旧工事のため、午後1時から文庫は断水となりました。さて、困ったのはトイレです。どうしたものかと思案の末、六角堂のトイレだけ使用していただき、あとはすべて使用禁止としました。ポリタンクに水を準備し、午後からの体制を整えました。が、喜ぶべきか悲しむべきか、こういう時に限って使うに至らないんです。水道は早くに復旧し、あとには大量の水が残るだけとなりました。すべて庭木にやりましたが、水は十分なのか、多少吸い込みが悪かったです。短い時間でも水がでないと不安になります。文庫でもそろそろ備蓄を考えなければなりません。(u)