その風景が当たり前になってしまうことってありませんか。誰かに問われなければ疑問にも思わないこと。このライオン像もそのひとつと気づかされました。
作者は誰ですかと聞かれたことはあっても、何でここにあるのですかと聞かれたことあったでしょうか。モミジの木の下にツツジに囲まれて、言われてみれば不思議です。夕日を浴びた正面像と影が伸びる背面像を見ると、不似合いな場所と思われても仕方がないです。
でも、文庫のシンボル、守り獅子です。以前は立派な看板があったようですが、そんなものは必要ないですね。詳しいことは本館で知っていただくとして、像の前では感じてください。(u)