記憶

2013年1月16日

       
 晴天の下、梅の木の枝に卵を見つけました。確か上の方に穴が開いていたはずと、脚立に昇って覗いてみると、やっぱりぽっかりと穴が開いていました。懐かしいんですが、どう呼んでいたのか、どうやって遊んでいたか思い出せません。でも世の中は広いです。すぐに調べがつきました。イラガという蛾の繭でした。別名スズメの小便なんとかと言うらしいのですが、はてさて、そんな名前だったのかしら。はるか昔のこと、子供心といっしょに消え去ってしまいました。
 文庫にいると、子どもの頃のことをたくさん思い出しますが、調べてみたら違うんですね。調べたものは正しいのでしょうが、でもあんまりうれしくはありません。(u)