さて、どんなもんでしょうか

2023年9月10日

 先日、とある機関から依頼を受け、渡辺淳先生のある絵(さて、どの絵でしょうか?)の解説文を作成させていただきました。その絵とは、水上勉先生とも深い繋がりのある絵です。そのあたりのエピソードも盛り込んでの解説文。実は、12日にある所でお披露目なんですが……果たして、反応がこっちに返ってくるのだろうか?

 せっかく書いた説明文、どのような反応があったのか知りたいところではあるのですが、それを知り得ない立場にあるので、今回ばかりは無反応も覚悟しておきましよう。(S)

明日は

2023年9月7日

 本日は、9月7日です。明日は、8日。と、いうことで……。

 本日お昼ごろに、一本のお電話(お問い合わせ?)をいただきました。お電話先から「明日は水上勉先生の命日ですね」との一言が。あら、これは! と思って、よくよくお話を聞いてみますと、この方はお若い頃から水上先生と親しくお付き合いをされていたご様子で、カレンダーに目をおくったときに、何故か急に水上勉先生と中上健次先生との対談を思い出し、明日が水上先生の命日だということから、一滴にお電話されたとのことでした。

 話は、尽きることなく多方面におよびましたが、なかなかに面白い時間を頂いた気分です。水上先生がお亡くなりになって来年で20年です。節目の年になりますので、何か考えないといけませんね。時の過ぎるのは、早いものです。私も気がついたら、そんなことを口走る年齢になってしまいました。(S)

土の匂いのする作家

2023年9月1日

 本日、お越しになられたお客さまとお話させていただくと、「最近、水上勉の本がほとんど絶版になって、懐かしの作品がまったく手に入らない。古本屋に行っても、ない。誰が隠しているんだ」というお話が、ポロリ。そうですね、古本屋の実店舗では、なかなか見つけるのも困難な状況です(ネットのサイトでは、結構ヒットするんですが)。

 このお客さまは、なかなかディープな水上文学ファン! 「亀の出て来る、山の赤土を‥‥なんて作品だったかな?」「『山の暮れに』ではないでしょうか?」とか、「石牟礼道子の文学は海の匂いがして、水上文学は土の匂いがする。でも、この二人の根本は「ふるさと」というものだと思うんだが、それに関して何かないか」「水上勉は『海の牙』という作品で‥‥‥、石牟礼さんとの手紙のやり取りも残っていますし、それをご覧になられたら、それらの疑問にも光が差してくるのではないでしょうか」などの深い問いと応えの応酬の時間がひととき流れました。それで、冒頭の言葉につながります。

 水上作品は、生誕100年以降、田畑書店さんなどで、次々に再版されてきています。それをお伝えしたら、とても喜んで、帰ったら探してコレクションしなおしますと言っていただけました(一滴はちょうど売り切れ中でした)。新しい装丁で、新しい解説がついて、またこれまでとは違った気持ちで読むことができるのではないでしょうか。

 その方曰く「水上作品は、何度読んでも面白い。読み飛ばすことなんてできない発見が、いたるところに散りばめられている。こんな作家は、他にはいないよ」と、にっこり笑顔で教えてくださいました。(S)

緑のなかの

2023年8月28日

 毎日暑いですね。この時期、一滴の園内は緑一色になっています。葉っぱです。草です。雑草です。

 でも、そんな中でも、ピンクの差し色を見つけてしまいました。そうです。百日紅(サルスベリ)です。見渡すかぎりの緑の中、百日紅のピンク色を見つけると、何だかホッとしますね。百日紅はもちろん、水上作品には欠かすことのできない重要な樹木です。五番町夕霧楼の名シーンを彩るのは、この百日紅(どこのシーンかは、ご自身でお確かめください)! ということで、園内の数か所で百日紅を見ることができます。たぶん、あと一週間くらいは咲いてくれているかと思いますので、実物をご覧にな遺体方はぜひ一滴文庫まで足をお運びください。(S)

職場体験

2023年8月25日

 実は、今週の水曜日と木曜日の二日間は、近くの大飯中学校の2年生が職場体験ということで、一滴のお仕事を手伝いに来てくれてました。

 朝、出勤してくると、まずは一滴のお掃除! そして、六角堂でのCafé業務や本館での学芸員業務、はては茅葺館で竹紙作成のお手伝いなど、かなり多岐にわたるお仕事を体験してもらいました。

 二日間という短い時間でしたけど、実り多い体験になってくれてたら嬉しいです。そのうち、ここで職場体験をしてくれた生徒の中から、学芸員として一滴に戻ってきてくれる子がいたら……。結果は、まだまだ先のことですね。(S)