墨蹟を語る会
2015年2月23日
今日は、一日曇り空のお天気でしたが、気温もさほど下がらず、過ごし易い一日でした。毎年この時期に恒例となった「墨蹟を語る会」がくるま椅子劇場で開かれ、沢山の参加者で会場は賑わいました。今回、採りあげられた墨蹟は白隠が書いた「龍杖図」と儀山善来が書いた「天下太平春」の2幅です。墨蹟の意味や書いた人物の紹介を行い、次に小浜市円照寺ご住職の村上宗博氏による「臨済宗中興の祖白隠慧鶴と若狭」の講演がありました。このご住職は説法師の資格をお持ちで、たいへんお話が上手く、参加者の方々はみなさん熱心に聞き入っていました。その後、座談会や墨跡の臨書体験が和気あいあいと行われました。私は儀山善来の書いた墨蹟「天下太平春」を調べ紹介しました。私はこんな短い言葉の中に、深い意味が秘められていることを知り、何百年も語り継がれてきた人間の英知を少しばかり感じ取れたような気になりました。(T)

