小さな小さな訪問者
2013年2月21日
雪の朝、六角堂を出ようと扉を開けると、足下に小さな緑の塊がひとつ、メジロがうずくまっていました。カゴに中に入れて元気になったところで出してやりましたが、六角堂の中を飛び回り出ようとしません。閉館まではどなたも自由に過ごしてもらっていいのですが、いつでも出れるようにと窓や扉は開けっ放し、少しサービスし過ぎではとの声もなきにしもあらず。
今晩は六角堂でお泊りしていただくしかないなと思っていたところ、メジロのためにと用意してもらった椿の花にメジロがとまり、花を生けたバケツといっしょに外へ出てもらいました。バケツの水と椿の蜜をおいしそうに飲んでいましたが、近くに寄っても逃げようとしないのは、遠くに飛べる力が羽にないからでしょうか。
少し心配ですが、庭からは仲間の鳴き声が聞こえてきます。安心して休める場所が分かったでしょうから、明日もまたおいでと別れを惜しみましたが、窓や扉の開けっ放しサービス、明日はありません。(u)