2021年10月

特別展! 本日で終了です

2021年10月31日

早いもので、もう10月も終わりです。ということで、本日で茅葺館で実施しておりました特別展「写真と映像で振り返る水上勉展」も終了です。本展は、今年の帰雁忌の目玉のひとつとして公開したものですが、これがなかなか良い反響をいただきました。「面白かった。写真からもいろいろな情景が伝わってきた」とか、「久しぶりに渡辺先生のお姿を拝見できました。やっぱり、お話に引き込まれて、ついつい全部見てしまいましたよ」などなど、ご意見届いております。しかし、一方で残念だったのは、会場に設置しておりました「たまづさ」に、感想が……二通だけ。あれだけ、色々な人が声をかけて「良かった」と言ってくれた割には、なんだか少ない。もう少し、皆さんが「何か書いてみようかな」と、思える演出が必要だったみたいですね。こちらは、次回以降の課題です。(S)

ブンナと娘と水上先生

2021年10月28日

本日、朝から夕方まで三つの団体さんがお越しになられました。少しづつ時間がずれての御到着でしたので、そんなに混乱もなくスムーズな見学をしていただけたかと思います。

さて、そんななかで、おひとりのお客さまから「『ブンナよ、木からおりてこい』は、まだ販売されていますか?」とのお問い合わせをいただきました。もちろん、まだまだ人気の書籍ですので、「あります」と、応えさせていただきましたら、本の購入と、ブンナにまつわる思い出をお話いただきました。

もう、今から40年以上前のことらしいのですが、ご自宅の近くで水上先生のご講演があり、娘をつれて聞きに伺ったとのこと。会場で娘に『ブンナ』を見せていると、水上先生が近づいてきて「娘さんには、よくよくこの本を読んであげてください」と、話しかけてくれたとのことでした。その時の感動もあり、娘さんは『ブンナ』の本が擦り切れるほど、何度も何度も読んだとのことでした。そして、ある年に読書感想文のコンクールでそのブンナのことを書いたら、県知事賞をいただいたとのことでした。

そんな思い出の本ですが、一滴なら販売しているかもとの期待もあり、お声をかけてくれたそうです。うれしいお話と本の購入、本当にありがとうございます。

ぜひ、次にお越しの際には、その娘さんとご一緒にお越し下さい。(S)

明日は帰雁忌

2021年10月22日

本年も、この時期になってきました。10月の第4土曜日は、水上先生を偲ぶ帰雁忌です。今年も、例年のような式典など密になる企画はできませんが、劇場では葉風会の皆さまによるお琴の演奏(10時30分~11時30分)、本館では渡辺淳展、茅葺館では水上勉特別展と、見どころ満載な一日となっています。

明日の帰雁忌は入館無料ですので、皆さま奮ってご参加ください。(S)

見学に際してのお願い

2021年10月18日

本日、朝一でお越しになられたご家族の皆さまから、「この施設は、すごい! ステキ」とのお言葉を頂きました。どこの施設も、基本的には画一的なもので、なかに収められている美術品で、それぞれの違い(個性)を出そうとしているのに、ここは施設全体に個性が感じられるとのことでした。木材の一本一本にいたるまで“ここにしかない”という命のようなものを感じる! とも…。とてもうれしい、ご感想でした。

文庫は、基本的なコンセプトが、他の施設とは異なります。ですので、ご見学に来ていただいた人には「ここは美術品も素晴らしいのですが、建物の造りや、それぞれのお名前、そしてお庭の雰囲気など、気を付けて見ていただきたい点(場所)が、いっぱいありますよ」と、案内させていただいております。

ここでは、目以外の五感をフルで使っていただいて見学していただきたいのです。

ご見学の際には、五感を総動員でお願いします。(S)

裏の話

2021年10月15日

今回の企画展「渡辺淳展」は、特別な裏の話があります。展示にも、ですが、チラシにもです。チラシの方はというと、裏面がブックカバーになるようにデザインしています。先日も、とあるカフェにポスターを持って行くと、そこにいた方から「この前の淳先生のチラシデザインは、最高だったよ! 申し訳ないけど、何枚も持って帰ってしまったけど、いいよね?」と言われました。一滴文庫に置いているチラシも、気が付いたらだいぶ少なくなっているじゃありませんか! これは、当たりだ! と、嬉しくなってしまいました。

そして、そのカフェで、お褒めのお言葉といっしょに「Sさん、この手作りマスクをあげる。これならSさんに似合うかと思って。このマスクは三重になってて、裏地がこんな感じで特殊なの…」と…。あっ、これは裏の話だ。

はい、展示の見せ方も裏を大切にしています。チラシも裏が重要です。それで、お褒めの言葉といっしょにいただいたマスクも裏が特殊とのこと……。これは、言葉の裏も考えないとならないのかな? まぁ、言葉は、そのままいただいておきましょう。せっかくのお褒めのお言葉なので。(S)