驚きの一冊

2012年8月5日

   

 先日の大火勢の影響がこんなところにも。先日に引き続き本日も、多くの方が一滴文庫に来館されました。皆さん、おおい町の一大イベントである大火勢を見学に来て、そのまま一泊⇒今日は町内の見学コース………といったところでしょうか?
 その来館されたお客様のお一人を図書室に案内して、色々とお話しさせていただいているときに、ふっと本棚を動かすと、そこに驚きの一冊が隠れているのを発見してしまいました。それは、フランス人哲学者ミシェルフーコの関係書。このフーコなる人物、ちょっと(かなり)風変りな人物で、色々と逸話の多い人物です。ですが、ニーチェやハイデガーといった一般の方でも聞いたことがある哲学者の影響を色濃く受け、数多くの思想構造を生みだした傑物です。そこで、今回のタイトル『驚きの一冊』についてですが、何に驚いたのかと言うと、このフーコの興味の対象は、「権力・狂気・性」etc.です(だったと思います)。このように極端な思想分野に水上先生が目を通している可能性に驚くとともに、水上勉という総合芸術家の裾野の広さや、知的探究心に改めて驚くことになった、他の人から見たら何の変哲もない、小生だけの『驚きの一冊』でした。(S)